HGBD:R ガンダムイージスナイト レビュー

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ジャスティスナイトに代わるカザミの新型ガンプラ。初心に還るべくベース機は幼い頃、父に買って貰ったイージスガンダムを選んでいる。ビルドダイバーズのメンバー全員の盾となるべく広域での防御性能をコンセプトとしており、それは単に機体の防御性能向上に留まらず、迅速に仲間の元へと向かう機動力としての変形機構、仲間を狙う敵を即座に倒すための攻撃力も含まれており、あらゆる脅威から仲間を護るための仕様が結果としてビルドダイバーズの守りの要であるリーダー機として極めて重要な機体となった。

リライズ登場人物中、もっとも株を上げた男・カザミ。開始当初は「なにも持っていないのにイキってる動画配信者」という、ネットで嫌われる部類の人物像で風当たりもきつかった。序盤でのエルドラに対する「乗り気のなさ」が伏線の一つになっており、1期終盤で判明する事実から視聴者の心情に最も近しい人物として感情移入の対象となり、彼の成長が2期の盛り上がりの要因になっていくのです。ベース機の交代が設定上のスペックでは下がっているのに「独りよがりの正義」から「皆を護る盾」となる構成が秀逸。リライズってこんなん上手いのばっかりだな、もう!

キットでは2期パワーアップ機体の最後発として発売。リライジンガンダムのジョイントパーツが付属する、ネタバレ最重要機密なため、このキットだけコロナ放送休止に合わせて発売が延期されています。最初は嫌われるキャラに終盤重要な役割を持たせる事があらかじめ決まっているとか、どこまで周到なシリーズ構成だったんだろう。

 

 ↓ 以下レビュー。一部部分塗装で半ツヤ仕上げ。

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9月6日

www.kamen-rider-official.com主人公は作家しながら副業で本屋経営もしており、子供達の人望が厚い。そして締め切りはちゃんと守るという。ここまで完成された社会人が主役のライダーって響鬼さん以来では。さらに聖剣を抜いて普通のホモサピエンスではない。普通じゃないホモサピエンスってなんだ。

ガッツリとファンタジーをやっていたので、SFだった前作との差別化ができているのは良いと思う。ゼロワン変身時のネイティブ英語も良かったけど、セイバー変身時の大塚明夫ヴォイスによる伝承風の口上とか、鞘から引き抜く剣戟アクションとか、これキッズ達には一発ではなかろうか。だいたい男児は小学生くらいからファンタジーに目覚めるもんだし。そして中学生からアーサー王とか北欧神話とかのワードを言い出すようになる。

初回なので戦闘でCG使いまくりだったけど、普段の撮影でもロケは最小限にしているそうなので、CG合成などの予算大丈夫なんかと思ってしまう。他ではリアクションがデカすぎるヒロイン、眼力が強すぎる2号ライダーなど、主人公がちゃんとしてる分、レギュラーがクセ強キャラばかり。今回も青い2号はネタキャラになる予感しかしないぞ。

 

 

 

www.toei.co.jpセイバー初回に合わせたのか、こっちも気合が入っていた。現代班と過去班に分かれる構成。凝ったカメラワーク。新ロボ・キングエキスプレザビューン登場と、前後編で夏映画みたいな内容だった。

妹のため孤軍奮闘した宝路、文科系レッドらしく機転を利かせた充瑠などキラメイはキャラの立て方が実に上手いよなぁ。ザビューン登場でジョーキー強奪せずともロボ3体所有になったけど、スーパー合体ぜんぜんしないというもの珍しい。エキスプレスはその都度パイロットが変わるという運用も面白いけど。

 

 

 

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www.gundam.info

生歌あり声優裏話トークありで、その名の通りの感謝祭だった。素晴らしい作品だっただけに、このご時世でアフターイベントなどが開催できない中、最小限の規模でもどうにかファンに届けられないかという制作側の心意気が有難い。

裏話では、再開後のアフレコはほとんど別録りで、リライジングGOも別録りだったそうな。てことは終盤の前作キャラも別録りだよなぁ、まったくそんな感じしなかった。この辺はほんとプロの仕事ですわ。

スピラ・スピカのライブは選曲、曲順、そこに流れる作品映像とスタッフの仕事が完璧だった、ガチのイベントでやるやつだ。

しかしHATENAもそうだけど、リライズ(曲)の歌詞は、前期OPなのに20話で判明するヒロトのイヴに対する感情そのまんま、けど内容知ってて歌詞作ったわけではないそうな。この作品ほんとこういった意図してやってるのとそうでない符合が多すぎて、マジ奇跡。

後でアーカイブ配信するそうなのでもう一回観よう。