HGUC メッサーラ レビュー


パプテマス・シロッコが設計、開発しジュピトリス艦内で建造されたハンドメイドによる試作可変MA。地球圏で開発された機体とはコンセプトが全く異なっており、木星圏での活動を前提とした大重力を振り切るための高出力スラスターを装備。全長も23.0m(スラスターも含めると30.3m)と大型。
ガンダムシリーズ史上初の変形MS。天才シロッコが搭乗し変形する上にデカい。登場時点では敵MSといえばジムII、ハイザックマラサイしかおらず、アーガマで該当機を検索した時にはビグロとかザクレロしかヒットしなかったあたり、この機体がいかに特異な存在だったのかが解ります。その後はサラやレコアさんが乗ってたけど、さほど目立った活躍はなく、そのままフェードアウトしたので初見のインパクトが全てだったとも云えるけど。
放送当時は1/220スケールで変形可能なキット(単色)が発売されましたが、HGUCではその全長とバリエ展開できないのがネックとなったのか、劇場版公開当時にもお呼びがかからず、雌伏の時を過ごしていましたが、この度ついにHGUC化。
↓以下画像コメント










▼正面。頭部と胴体が一体化した身体。異様に長い脚、巨大なスラスターと、人型から外れた異形のシルエット。足は本来のポジションだとスラスターの重量で直立できず、クローを展開しないと立てません。
黄色い部分はシール。







▼アクションベースが付属するので、これで足を正位置で飾れます。







▼背面。スラスターはここまでの面積がありながら巧みなパーツ分割で合わせ目は出ません。







▼バストアップ。頭部はパネルライン事に分割されているため、これも合わせ目は一切なし。







▼メイン武器のジェネレーター直結式のメガ粒子砲。








ビームサーベルは柄の形状が独特。







▼肩のミサイルポッドは開閉。








▼腕部はサブアームが付いておりクローが展開。内部からはグレネードランチャーを発射。側面にはバルカンも装備。
クロー展開は差し替え式になります。










▼変形シークエンス。折り畳まれた胴体と背部が平行になり、腕部をスラスターに収納。











▼こっちの方がデフォルトのMA形態。
■某STGの主役機が似てるので赤白で塗れば面白いかも。







▼肩のミサイルポッド展開も可能。









▼変形は実際には肩をジョイントパーツに差し替えます。これにより腕、脚、スタスターがロックされ、MA形態にグラつかず固定できます。








▼付属のアクションベースには紛失防止に差し替えパーツを取り付け可能。ビーム刃も付けられるのでなんかカッコイイ。







▼同スケールのRGガンダムMk-IIと並べてみる。今までHGUC化されなかったのも止むを得ないと感じるデカさ。







▼パプテマス様の設計によるPMXシリーズを並べてみる。2機とも負けず劣らずデカい。
これだったらロボ魂のボリクマさん買っておけばよかったかなあ。





MSの中でも構造的に規格外の部類の機体ですが、面積が大きいパーツでも分割が巧みで、合わせ目なども腕と脚の必要最小限になっており、上手い具合にまとまっていると思います。肉抜き穴が目立つのもサイズゆえと言えますけど。
これであとZ登場MSのもう一つの大物、バウンド・ドックへのフラグにもなったかしら・・・・アレ27.3mあるけどね!

HGUC 1/144 PMX-000 メッサーラ (機動戦士Zガンダム)

HGUC 1/144 PMX-000 メッサーラ (機動戦士Zガンダム)