8月12日


新幹線変形ロボ シンカリオン 第31話
静岡にまで出張って新幹線の撮り鉄やってたら、第3新東京市に迷い込んだハヤト。そこで出会ったのが。洞木三姉妹。長女と三女はエヴァ新幹線の時に設定されたキャラだけど、こうしてコラボ回で作品同士を繋げる役割になるとか、話が出来すぎてて凄い。そこに使途襲来・・・じゃなくて巨大怪物体出現。なんか見た事あるフォルムから「キングシトエル」と命名。あの名称っていつもアカギさんがアドリブで決めてたの!? 出水指令長はハヤトにE5で出撃を要請、「こんな事もあろうかと」地下格納庫に待機させて置いたのだ! ノリノリだな出水さん・・・きっと中の人もロボアニメ同士のクロスオーバーにノリノリだ。
キングシトエルはATフィールド展開したり、十字ビーム発射したり、まさに使途。ATフィールドでE5の攻撃がまったく通らないが、なんか使途がエヴァ以外のロボと戦ってる絵面を見ると、そこはダメージ4000以上で破れると思ってしまう。苦戦するハヤトの前に、ついに500 TYEP EVAとその運転士・碇シンジが到着。残酷な天使のテーゼをBGMに変形バンクシーンはニヤニヤが止まらない。ピンチの助っ人に現れるこの頼もしい佇まいは、まさにシンジさん。ロンギヌス的な色になったカイサツトライデントでATフィールドを中和し、グランクロスでキングシトエル撃破。コアが潰れて十字爆発するあたり、実に解っている。
戦闘後、ハヤトはこれは現実世界ではないと途中から気付いていた。エヴァ世界の路線図を見て解ったとか、新幹線好きな人に悪い人はいないとか、この辺が実にハヤトらしい。別れ際の委員長が実にヒロインしており、TVシリーズから23年後にここまでスポットライトが当たる日が来るとは思わなんだ。最後には綾波とアスカが! ラストシーンは最終回と同じ構図のシンジの「ありがとう」で締め。
夢オチなんだけど、夢のわりにはハヤトの主観以外の部分も描かれており、一時的にシンカリオンエヴァが融合した世界が出来上がったという解釈もできる。アスカの名前が「惣流」なので、TV版の延長にある世界でシンジが頼れる存在に成長しており、レイとアスカの仲が険悪でない(一緒に駅そば喰ってる)世界というのは、スピンオフ作品などではあるけど、こうしてアニメとして描かれると感慨深さが段違いだし、最終回のラストシーンを再現するとか、そこまで踏み込むのかと。許可した側も実行した側も、いろいろ凄いとしか言いようのないコラボ回でした。




■エヴァンゲリオンコラボ回(31話)再放送決定!『新幹線変形ロボ シンカリオン』初視聴組のための関連記事・インタビューまとめ | 超!アニメディア
配信とソフト版ではBGMが差し替えになるので再放送するとかTBS側がここまでフォローするとは・・・。巷の反響を見るにコラボは大成功といっていいかと。放送前からのハードルは凄まじく高かったと思うんだけど、まったくもってシンカリオンは期待を外さないな! 世間の扱いが1ランク上がったのを肌で感じますわ。




■仮面ライダービルド 第48話 ラブ&ピースの世界へ | 東映[テレビ]
心火を燃やし尽してカズミン散る。中盤くらいからフラグ立ってたけど、視聴者に「いつかこの人は死ぬのだろう」と思わせながら、ラスト3話まで引き延ばした上に最期にパワーアップまでするという、死亡フラグを逆手に取り最大限に効果が出せた散り際だった。美空が名前で呼ばなかったのは、3羽ガラスを失い、本人も死に急いでるのを感じて、この世に未練や執着を残そうと敢えてすげなく接していた、という事か。
そして内海さんもエボルトへの忠誠はブラフだった。しかもサイボーグとは、アバンのネタ本当だったんかい。身体を張って幻徳と沙羽さん逃がしたが、オールアップでないので最期にまだ役目はあるかも。カズミンの死を報された戦兎達を無声で風の音だけで表現する演出、そこに飄々と現れるエボルト、戦兎激昂。ラストへの緊迫感が一気に高まった。




哀しむのはまだ早いって事は幻徳も・・・4クールに入ってさんざんギャグやってたのは、ギャップを出すための仕込みだったんだなぁ。
これ平行世界設定も提示されてるし、最終回は犠牲者多数のけっこう終末的なラストになるかも・・・ジオウでの戦兎と万丈がビルドの世界の同一存在とは限らないし。