蒼穹のファフナー THE BEYOND 第1章 感想

fafner-beyond.jp観て来ました。以下ネタバレ感想

 

 

 

 

▼第1話
のっけから第5次蒼穹作戦。説明が一切無いので状況から推察するしかなく、前作からどこがどうなったのか鑑賞しながら頭を使いまくる。

前作のラストから数年が経過しており、マリスという新キャラが居て、この時点で竜宮島組とある程度の関係性を築いていたけど、突如裏切って総士を誘拐。その仲間のフェストゥムは人間やファフナーをコピーする能力があり、弓子の姿になったり、マークフィアーに擬態してSDPも使用できる。

竜宮島組はマークザインには成長した美羽が搭乗しており、一騎は新型のエインヘリヤルモデルに搭乗。前作で人間を辞めている一騎はフェストゥムを同化したり、ワープしたりと人外度が増している。元から人外の甲洋と操はぜんぜん変わってない。第二陣で真矢、里奈、零央、美三香、彗が出撃し、ファフナーパイロットは前作から全員現役。成長した新人組に自分はもうこのあたりで早くも感慨深さが臨界突破して、恰幅良くなった剣司には咲良との間に第一子が居る時点で泣きそうになったよ。

しかしそこはファフナー、1話から容赦がない。真矢は擬態弓子にSDP能力を奪われ、敵と同化された里奈は操縦が乗っ取られ同士討ち始め、里奈がフェンリル使用してマークノイン爆散。総士救出作戦は失敗。今回もあのパペットが裏で手を引いてるようで、宇宙にいるマークレゾンとマリスが接触し、なんか大変な事になった模様。

最期にOP披露。angelaの歌とラストカットは主役機の突撃ポーズで決め、というのが正しくファフナーOPです。

 


▼第2話
それから3年後。成長した総士は記憶を改竄され、竜宮島を模した島で平和に暮らしていたが、救出にやって来た一騎と再会した事で真実を知る。

状況的には1期の一騎を踏襲しているけど、自分の家族を含む周りの人間すべてがフェストゥムの擬態で、記憶の中で妹だった乙姫(擬態)を問答無用で砕かれるとか、一騎の時より数段きつい。記憶を改竄され、この3年ですっかり「教育」されている総士にとって、そんな状況を受け入れられるわけもなく、自分にとって父親同然である一騎に対し「お前を殺してやるー!」と言い放つ。一騎ももっと接し方あるだろうと思うけど、人間辞めて感情表現が薄くなったのか、もともとTHE・不器用な性格だからなぁ・・・。真壁指令との関係性もそうだったし、この親にしてこの子ありである。とにかく、この上なくややこしい状況になり続く。

 


▼第3話
アルヴィスと合流し、真壁指令による状況説明。現状確認できるファフナー現役パイロットは真矢、零央、美三香、美羽の人間4人と、一騎、甲洋、操の人外3人の7人。剣司は1話での無理がたたって引退したようでジークフリードシステムには彗が搭乗。真矢が未だに現役なのが凄いが、性格が溝口さんの影響かすっかりCOOLになられて総士にも「たとえ憎まれてでも」と扱いに容赦がない。大人たちも健在で安心したけど、里奈の姿が見えない・・・フェンリル使った時は彗のSDPで救出されたように見えたけど・・・

入植した海神島はすっかり都市化しておりミールも健在。前作で消滅したエメリーはコアが残っていたので、融合体として復活した模様。総士をマークニヒトに乗せるよう告げるが、搭乗した途端に前世の総士クロッシングしてニヒト起動。変性意識も発動したようで、ニヒトを使って一騎に復讐しようとした所で第1章終了。
もっとも、これも見越した上でニヒトに乗せたようなので、次回あたりボコボコにされそう。

 

 


内容はまったくもってファフナーの新作でありEXODUSの続きです。放送開始から、かれこれ15年に渡って定期的に新作が制作され、作中の時間経過も同じように進行し、登場人物の成長が描かれるアニメシリーズもあんまり無い。脚本が一貫して冲方先生なのでまったくブレが無いし。思い入れのあるキャラクター達の成長した姿を見るだけで感無量なのです。

今作では、まったく状況を受け入れられない総士と、不器用すぎる一騎との親子関係が主軸になりそうだけど、敵のフェストゥムも3年過ごして総士に情が湧いてたようなので、総士にとっては敵の方に愛着があるという複雑極まりない事態になるのは必至。今作ヒロインの美羽にとっても、敵が両親である道生と弓子の形してるというのが、前途多難な予感しかない。

そして今回も、愛着ある登場人物の中から、誰か犠牲者は出るんでしょうな、これぞファフナー。第2章は楽しみでもあり不安でもあります。いやぁ早く続き見たい。

 

 

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特典フィギュアはマークザインでした。

立体物も欲しいんだけどなー、どこかキット化くんないかなー