9月1日

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人型アンドロイド・ヒューマギアが一般化している世の中で、お笑い芸人の主人公・飛電或人は、祖父であるヒューマギア開発会社社長の遺言で次期社長に指名される。ヒューマギア暴走を予言し、その対抗手段として開発されたゼロワンドライバーで仮面ライダーゼロワンに変身する。

普通の一般人(じゃない人もいるけど)がベルトを手にしてライダーに初変身する場合、ガジェットの使用方法などは「だいたいわかった」「いける気がする」などノリで流すパターンが多いけど、ゼロワンの場合、ベルト装着時に人工衛星のAIと無線で神経接続、思考が超高速化された電脳空間で現実時間からして5秒でマニュアルを習得するという、ちゃんとしたSF設定で納得のいく見せ方がなされているのが新鮮というか斬新。

ベルトにカードをスキャンし、カードを鍵に変形させて差し込む。BGMが流れ、

A jump to the sky turns to a riderkick.

えらいネイティブな英語音声が発せられる変身シークエンスといい、ライダーキックの演出もキレのある動きや演出といい、なんもう・・・全部かっこいいな! それでいてアタッシュカリバー受け取り損ねて頭ぶつける、着地時に足首捻って転倒。そもそも売れないお笑い芸人なので平時は寒いギャグを連発するという「適度なダサさ」が親しみを感じされる、良い塩梅になってます。

 

 


仮面ライダーゼロワン変身講座

 

 

基本設定がいわゆるブレードランナースナッチャーのような「アンドロイド擬態もの」なので、ヒューマギアに見えるけど実は人間、その逆もあり、という展開になってくると思われ。アルト君からして、ヒューマギアが父親だったようだし、そもそもただの人間が人口衛星と神経接続なんてできるもんなの? このご時世で社長が世襲というもの、血縁以外の理由がありそう、アルト君には何かあるな・・・たぶん。同じ高橋悠也脚本のエグゼイドの永夢はでかい秘密抱えてたし。

 全体的なフォーマットは平成を踏襲しつつ、飾り気のないオーソドックスなシンプルさが洗練されたカッコよさを感じる。第1話の掴みバッチリだったと思います。あと、なかやまきんに君演じる腹筋崩壊太郎が思わぬバズり方をしたのも追い風になったと思う。ライダーキックで爆散したからなぁ・・・再登場するなら新たに製造するしか、いや同型機が存在するかもしれない。

 

 

 

 

bandaicandy.hateblo.jp元のデザインがシンプルなだけに、このサイズでも違和感がぜんぜん無い。2500円の可動フィギュアも出来良さそうだし、立体物としても期待できそうですな。