12月1日

www.kamen-rider-official.com自称・イズの兄ことワズはなんか胡散臭いと思ったら、本当に先代社長が作りシンギュラリティに達したヒューマギアだった。自らを犠牲にしようとするイズの身代わりになるとは、なんて熱い男なんだ・・・イズが一時的でも退場したら大ブーイングだったろうから色んな意味で功労者すぎた。

1クールの山場という事で強敵ドードー相手にバルカン、バルキリーと共闘で3人同時変身やってからのシャイニングホッパー登場。カラーリングに黒が増えて、イエローのラインが電光石火なイメージの正統派イケメンですな。次回はバルカンもパワーアップするけど、カラーリングも変わって最終形態みたいなイケメンぶりやな。

ドードー撃破で暗殺ちゃん退場オールアップ、人気キャラだったんだけどなぁ。ブログで含みのある書き方してるから、夏映画あたりで腹筋崩壊太郎や大和田伸也と一緒に再登場しそうではあるけど。

 

 

 

www.g-reco.net▼『劇場版 GのレコンギスタI 行け!コアファイター』感想

 劇場で観てきました。内容的には1~5話までの内容を1時間半に再構成したもの。率直に言ってものすごく解りやすくなってました。TVシリーズでは説明不足、というより説明がまったく無く、状況から推測するしかなかった部分には、所々に止め画によるキャラのモノローグが入り、監督自ら「これこれこういう事なんだよ」と注釈が付いたような感じ。

 

 TVシリーズから最も追加されたシーンがアイーダの心理描写。TVでは彼氏のカーヒル大尉が死んだわりに、次の日から平然としていた(ように見えた)アイーダの描写が大幅に追加され、泣くシーンが何度もある。ドニエス艦長から「軍のトップの娘なんだからそれ相応の責務がある」と言われたように、気丈に振舞っているだけで人の居ない所では泣くし、カーヒル大尉を殺したベルリの事は本気で恨んでいるのもよく解るようになっている。

またTVではカーヒル大尉とイチャついてるシーンが、どう見てもデキてるようにしか見えなかったが、このシーンはカット。アイーダの片想いだったかも、くらいの希望が見えた。これ監督が「二人をデキてる設定にするんじゃなかった」というような事をインタビューで言ってたからなぁ。

ベルリの方も、アイーダを助けるためにやったのに、不可抗力だったんだと葛藤を抱える部分が補強され、その罪滅ぼしのためにメガファウナに協力する事になる。という部分が整理。TVの初見ではかなり解りづらかったG-セルフのレイハントンコードとか、クンパ大佐の思惑なんかもシーンやセリフが追加され、より分かりやすく。

 

戦闘シーンやメカ描写に関しては、G系のツインアイに内部カメラの処理が入ったくらいで追加部分はあまり無かったように見えたけど、もともと戦闘シーンは超高密度だったので物足りなさは全く感じなかった。相変わらずグリモアカットシーエルフ・ブルックは良く出来たデザインだし、モンテーロは序盤で退場したのがもったないくらいカッコいい。

 

内容の解りやすさもさる事ながら、「富野マジック」と言われるほどの編集技術は巧の域であります。どこがカットされたのかわからないくらい自然で、総集編やダイジェスト的な感じがしない。話のクライマックスにコアファイターのドッキングと、G-セルフとマスクのエルフ・ブルックとの対決を持ってくる事でエンタメ作品としても実に盛り上がった。特に新設定や追加要素があるわけでもないのに、新鮮な気分で観れました。

あと全般的に追加カットでの、アイーダ、ラライヤ、ノレド、マニィら女性陣の作画がみんな可愛く描けてた。これ重要。あとこれだけ分りやすい内容になってるのに、クリムニックの言動だけは全然変わってなかった、やはり天才だな。

 

第2章の予告では高トルクパックまで描かれていたので、6~10話までの内容になると思われ。宇宙でのデレンセン教官との死闘、ベルリの母ちゃん撃ち落とそうとしたアイーダテヘペロ、エルフブルックからダイブする愉快なマスク大尉、高トルクパックの大立ち回りなどがどう再構成されるか今から楽しみ。つか自分、やっぱGレコ好きだわ。

3章はトワサンガ、4章はビーナス・グロゥブ、5章で最終決戦を描くのだとすると、なるほど確かに5部作で丁度良い。3か月ペースで、来年は1年中Gレコ観れると思うと楽しみであります。

あと未商品化の機体をキット化をですね・・・