8月27日

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GBNvsアルスの最終決戦。まぁ序盤はアースアーマーが奪われるとか一通りプロレス的なピンチになるが、カザミの動画に触発された援軍が続々やって来て形勢逆転、お祭りスタート。

今まで登場してたけどセリフなかったナナミがザクレロスーツとかいう凄い恰好で出てきた。公式サイトでもメカではなくキャラ扱い、ナナミお姉は今でもMS乗らないでGBNやってるんだな。外伝からはアニマリゼ登場、動きのない引き画だったけど、リゼに声がついて喋ってた。同じガンダムエース連載ヴァルプルギスからオーヴェロンのジ・O形態が出演。偽シャフリヤールの機体、ダジュラスにアイアンザムドはモチーフやば過ぎる。これはアカン、怒られても知らんぞ! 不正アクセス許さない運営はガンパンツァー持ってきた! 一人でガンダムフォース要素担ってるな運営。どっかで聞いた声のウミトライオン「ミスターMS」とはいったい何ナト者カイなんだ・・・

 ニッパー持ってたノーベルの隠しメッセージ、詳しくは「達者でな二パ子」で検索して欲しいとして、このハッシュタグが出たのが一週間前、それを本作メインメカアニメーターの久壽米木さんが超速で仕込んだそうな。いろいろ凄い。

 リハーサルの時にファンが居て舞い上がってたロンメルさんはファンサービスで僕と握手! アストレイ系新型はコーイチ、ツカサ二人乗りのリバーシブル変形機だった、こいつら仲いいな! ヒロトはカフェのマスターが持ってきたアーマーをEXリミテッドチェンジ。パーツ配置と配色がパーフェクトガンダムファーストガンダムモチーフのコアガンダム最後の姿がこれとは、なんとも粋な。プラネッツシステムの可能性は無限だ。

 モビルドールサラは月光蝶を使用。設定は存在しキットでもオプションパーツ付けられる仕様だったのが本編で見られるとは。そして戦闘中おもむろにカード取り出してトライエイジやり始めるチャンプ、ドデカタイタスパンチを召喚。この人、大真面目に無茶苦茶やるからいろいろ規格外すぎる。こんなん喰らったらさすがのアルスも処理能力の限界きて倒されるだけの最終形態になるのも致し方ない。

最後はヒロト&メイ+リク&サラによるラストシューティング。自らをデータ化した古代エルドラ人が行き着いたGBNこそがアルスが望んだ約束の場所だった。状況的にサラとメイの二人が揃っていた事でそれに気付いたので、ダブル主人公アタックにもちゃんと必然性がある。そして生まれ変わった、というか僅かにアルスの因子を受け継いだ新たなELダイバーがGBNにリライズ。さらにメイもまたイヴの因子を受け継いでいた事が判明。イヴが存在していた確かな証拠があったのは、ヒロトにとっても救いであった。それにしても赤子を抱いて微笑むメイの姿がなんという母性か・・・ガンプラのママは彼女だったんですね(W最終回のカトル)

エピローグ。リアル姿の運営カツラギとトーリによって古代エルドラ人ELダイバー説の裏付けがなされる。平和になったエルドラではフレディが正式にビルドダイバーズのメンバーに。ダイバールックのヒナタが新メンバーになっておりエンブレムも完成。あとカザミとマイヤは完全に付き合ってる感。惑星を超えて彼女作ったカザミはガンダムの歴史に名を残すであろう・・・。ラストシーンは以外な面子だったが「赦し」と「共存」が描かれたのは、今のご時世や世界情勢を考えると、なんとも難しい事を平然とやってのけたエルドラ人は立派だ。ていうか詰め込みまくった最終回であのラストシーンに1分使うという、やっぱり今作の演出は非凡だわ。ラストカットは衛星軌道上に浮かぶネプテイトのパーツ。ほんと少ない出番なのに特別感のあるアーマーだったなぁ。

最後の最後にカザミのリライズニュースでメンバー全員によるお別れの挨拶。こういうのに尺が取れるのはテレビ番組じゃできない配信ならでは。最後まで余韻に浸れました。

 

最終回は、エルドラと地球のゲートを閉じてフレディと涙の別れ、

~全て本当の出来事で、彼らはこの宇宙(そら)で今も生きているんだ~

って泣かせにくるもんだと半ば確信してんだけど、大ハズレだった。まぁこの展開は無印ファイターズのレイジと同じパターンだから、またやったりはしないか。ほんと終盤の展開予想はことごとく外れた、ここまで読めない展開とはすげぇよリライズ・・・。25話でヒナタのヒロイン力は太陽の如くかと思ったら、最終回でメイのヒロイン力も爆上がりだよ、ヒロトこれからどうするんだろう。

 

 

自分の書いた感想を1話から読み返してみたんですが、まー序盤の方はあっさりしてるし短い。前作とのつながりがほとんど無く、このバラバラなチームが結束していく様を描くんだなというのは解るけれど、ゲームキャラなのか異世界人なのかよくわからない獣人達に思い入れが湧かず、どこに焦点を当てて語ればいいのかピントが絞れなかった。今にして思うとリライズ主要キャラの掘り下げと、エルドラ人との交流に入念に尺を割いていた事は解るのですが、この時点でカザミが「会話が無駄に長い」と言っていたり、その後何度も「これに意味があるのか?」というようなリアクションをしているのだから、この最初の時点で伏線の仕込みが始まっている事に戦慄を覚えます。

9~10話でメイがELダイバーである事が判明。一気に前作の情報が出て来て自分もテンション上がってくる。11~13話でこれが現実の出来事なのが解り、ここで今までのエルドラ住民達との交流が活きる。カザミと同様、観てる側ももはや放っておけるような存在ではなくなっており決意を改めて1期終了。2期までの間もアースリィのコピー機とか、新主役機とか発表され期待感も高まる、しかし2期スタートから程なくコロナ騒ぎで放送休止発表。休止の18話までにユーラヴェン登場するのか、しないまま休止するのかヤキモキさせられるが、18話にて登場、抜群にカッコイイ戦闘シーンを見せられて満足感を得たまま以後2か月休止。

休止中は本来なら登場に合わせたタイミングで発売されるキットが、本編登場してないのに発売されるという状況になるが、むしろ再開までのテンションを維持できたのでこれはこれで問題なかった。そして放送再開19~20話、ヒロトの体験が予想を遥かに上回る地獄で、そこからの立ち直りに激しく共感を覚える。21~22話、メンバー全員一丸となって挑んだマサキ奪還作戦の成功、ここでビルドダイバーズというチームが完成した事に感慨を覚えるが、このタイミングで23話、前作キャラ投入というインパクトを持って来たことでテンションが天上知らずになる。そこから24、25、26話の最終回3連発。リライズは伝説になった(完)

 

大筋を追ってみるとストーリーが進むにつれ情報密度が濃くなっていく上昇グラフ構成なのが解ります。1期が説明編で2期は解明編ともいえます。きょうびのアニメは3話どころが第1話に掴みが無いと切られますが、リライズの場合、全話無料配信(11月まで)という方式がこの上昇グラフ構成とバッチリ合っていたのではないかと。たとえ切っても後で盛り上がっていればいつでも復帰できる。コロナ休止下でもあまり影響出なかったのもそのお陰では。

 

結論を言うと、傑作です。進行するにつれ徐々に明かされていく真実。それに連れて深まっていく登場人物達の思い入れ。後半に入ってからの凄まじい盛り上がり。前作と絶妙に絡み合う理想的な続編。ストーリーのすべてが再起、再会、再生、再誕など「Re:Ris」という言葉に集約されている。どれをとっても無駄がなかった。ほんま素晴らしい、いいロボットアニメを観られた。

 

 

 

でも3か月後すぐバトローグだよ! 2か月休止したせいもあるけど、えらい早く感じてぜんぜんお別れって感じがしないので、まだまだしばらく浸れそうです。