月9のだめ最終回

▼月9 のだめカンタービレ 最終回
素晴らしかった。
千秋の日本最後の公演となるラストのベートベン第7交響曲のシーンが圧巻。7分にわたる演奏時間の間セリフがほとんど無く、今までの回想と、演奏時間が終わりに近づくにつれ感情が高まっていくのが人物の表情のみで表現され、演奏最後でのオケメンバーのアイコンタクトによるパフォーマンスが最高だった。
そして演奏が終わり感無量で涙する千秋に観衆の大拍手でエンドロール。エピローグも無しでそのまま終了。
原作はこのあとフランス編に続くので、まだこの先があるという終わり方なんだけど、ドラマでは本当に最終回として演出しているため、非常に盛り上がり、ラストは完全に原作超えをしていた。


コミックのドラマ化っていうのは、大抵の場合、原作に対する理解の無さによって余計なモノが追加されて駄目になるか、逆にこだわりがありすぎてそれを再現するためにエンターテイメント性を犠牲にしてしまい駄目になるかのどっちかが多いんだけど、のだめの場合は最大限に原作を理解しているスタッフによる徹底再現と、それでいてエンターテイメント性も両立させるという離れ業をやってのけておりました。
原作をそのまま実写ドラマとして再現するってだけでは、ここまで面白くならなかったと思うので、やはりスタッフの力量と志の高さによるところが大きいと思います。
このドラマが始まる前に「月9だからまた余計な恋愛要素とかが追加されて中途半端なオサレドラマに仕立て上げられるんじゃないか」と書いてしまった事を素直に詫びたいです。そのくらい良かった。
視聴率も20%超えるだろうし、ここまで好評ならフランス編もありですな。別にフランスロケなんてしなくてもセットにして外人も全員日本人キャストでOK(笑)


来年にはノイタミナ枠でアニメ版が開始。かのハチクロのスタッフ製作によるものなので内容は期待してもいいかと。
ドラマ化とアニメ化と同時期に発表があったとき、アニメ版がハチクロスタッフ製作って聞いて「こりゃ当たる」と思い、乗っかってコミックス買ったのは大成功だった。
のだめブームはまだまだ続きます。