機動戦士ガンダム00 第13話感想

【聖者の帰還】
一週休んで前回の続き。アザディスタンで内紛が勃発、介入に来たソレスタルビーング一行は内紛を扇動している第三勢力の存在を感知、刹那を調査へ向かわせるが、同じく調査に来ていたグラハムと鉢合わせ。現地の少年を装う刹那だが、乙女座でロマンチストでフラッグファイターでガンダム激ラヴであるグラハムは変態天才的直感で刹那の剣呑な空気を見抜き、第三勢力はPMCである事をリークする。刹那がムッツリじゃなく普通に応対していたのが以外というか。
アザディスタンでは内紛により治安が悪化。略奪が横行しマリナ姫も襲われる。この作品、というかSEEDの時もそうだったけど、こういう戦争被害者の描写が容赦なくて観てて気が滅入る。
グラハムのリークで裏にサーシェスが絡んでると判断した刹那はラフマディ師が囚われている隠れ家に急行し、エクシアとサーシェス専用イナクトとバトル。音声ONで掛け合い戦闘はリアルロボのお約束。今まで「王留美の後ろに居る人」くらいの認識しかなった紅龍の功夫とロック兄貴の生身スナイピングでラフマディ師は無事救出。
保護したラフマディ師の返還がソレスタルビーイングにより申し出されるが、スメラギさんの作品で王宮には非武装エクシアだけが現れる(ちゃんとビームサーベルも外してあった) 緊迫感に包まれる王宮前だが軍の攻撃にも無抵抗を貫いたエクシアが無事返還。エクシアに乗っているのが刹那だと気づいたマリナ姫は引き止めようとするが刹那にハッパをかけられてエクシアはその場を去る。筋を通したガンダムにはさずがにグラハムは手も出せない。これにてこの事件は丸く収まったが、それでも内紛は消えず。
次回からOPとEDが2クール仕様に。コーラサワー三度登場。



これで1クール終了。簡単に振り返ると、大戦は起こらないけど紛争は無くならないという300年後の世界というシミュレートが非常にリアルで、メカ描写もしっかりしていてロボットアニメとしては良いんだけど、ストーリーがケレン味に欠け“引き”が足りずアッサリし過ぎで全体的に地味。もうちょい熱い展開を期待したいんですが、前回と今回のアザディスタン編を観ると、なんかそういうノリが良いという訳でもないような気がしてきました。非常に慎重かつ丁寧に作ってるのは分かるけど、それが功を相するかどうかは第1期が終わってみないと分からないので、これからの展開に期待しつつ2クール目も迎えたいと思います。