ROBOT魂SIDE AS『ARX-7 アーバレスト』レビュー



「ウルズ7より各位へ、待たせて済まなかった。後は俺に任せてくれ」



フルメタル・パニック!』主人公・相良宗介軍曹が搭乗するアームスレイブ(AS)。自分はアニメ3作は観てますが原作未読なのでウンチクとかはありません。
原作が開始したのが1998年、アニメ化が2002年。それから現在まで立体物といえばアトリエ彩がいくつか出してたくらいで立体化には恵まれなかった作品なのに、去年あたりからなぜか各社から続々と商品化。これはスパロボ参戦で需要が高まったからか、はたまたメカデザインの海老川兼武氏がガンダム00を担当して知名度が上がったからなのか・・・まぁ、メカデインにも流行り廃りというものがあるので、デザイン発表当初よりもカッコよく見えるというのはままある事です、クロスボーンとか。

↓以下、画像とコメント






▼正面。原作イラスト、アニメ無印、TSRでは細部が異なるらしい。ロボ魂はTSR版。
突起が少ないシンプルなシルエットながら曲線と直線が入り混じったデザインは海老川メカの特徴。







▼バストアップ。頭部の造形が秀逸で、どの角度から見てもツインアイが見えます。ガン●ムなどを撮ってても角度によっては眼が入らなかったりするので、ホントにこの頭部はよく出来てます。





▼背面。






▼腰にボクサー散弾砲や単分子カッターをマウント可能。
版元と製造元を示す印が非常に目立ちますが、薄め液などで消せます。





武装は宗介が愛用している「ボクサー」57mm散弾砲が付属。





▼先端がスライドするのでポンプアクションも可能。





▼股関節と足首の可動がしっかりしているので、ここまで開脚しても接地できます。





▼近接用武装・単分子カッター。鞘に収納ができて腰サイドにもマウント可能。ショートバージョンが付属し、ロングバージョンの方はM9のマオ機に付属する模様。





▼使用する者の意思を物理的な力に変換するブラックテクノロジーであるラムダ・ドライバ。背部と肩のパーツを差し替えて、展開状態を再現可能。
この設定がなければたぶんスパロボには出れなかっただろうなぁ。






▼ラムダ・ドライバの力場により火器の破壊力が大幅に上昇。TSR最終回ではボクサー散弾砲で同じくラムダ・ドライバ搭載のゴダール3機を一撃で倒したりとか。





▼バリアとしても使用可能。





「俺は、東京都立陣代高校2年4組、出席番号41番、ごみ係兼傘係の、」





相良宗介だァァァーーー!!」





▼人質にとったファルケをすり抜けてゲイツのコダールiを木っ端微塵にした衝撃破。通称ラムダパンチ。
TSRは、基本的に全編において宗介がヘタレて葛藤しっぱなしという観ててストレスの溜まる内容だっただけに最終回での活躍ぶりでいくらか溜飲は下がったもんです。





▼アーバレストといえばもうひとつコレ、頬についた武器携帯用のハードポイントで武器を「咥える」
フェイスパーツを差し替えて再現できますが、咥えた対戦車ダガーは一体成型になっているため取り外しはできません。







▼口にダガーつけただけなのに、えらくカッコよく見えるんだな、これが。





リボルテックのレーバテインと比較。さすがにヤマグチ造形と一緒に並べるのは無理があった・・・・まぁリボの方でもアーバレストが発売しますけど。





シンプルなデザインだからこそ、かなり広い可動範囲によるポージングは映えます。今後もラインナップはいきなりサベージだしたりM9のバリエ、極めつけにボン太くんまで出すというバンダイの本気っぷりに他メーカー涙目。あとはどうやら緊急展開ブースターも製品化される模様。たぶんWeb通販だと思われ。
バンダイの技術力に裏打ちされた出来の良さと、ユーザーの需要を汲み取ってくれるラインナップ。ロボ魂はまさにロボ立体化の希望の星。10月開催のイベントで発表される新カテゴリは何になるのかね。アレも欲しいしコレも欲しい・・・・


ROBOT魂[SIDE AS] アーバレスト

ROBOT魂[SIDE AS] アーバレスト