9月28日


仮面ライダー鎧武 最終回
ラスボス・仮面ライダー邪武は夏映画のキャラだったでござる。夏映画はけっきょく観に行ってないんだよなぁ、まぁパラレルワールドの話だったからみんなの反応は初対面だというのは解る。現存する戦極ドライバーは全て廃棄されていたが呉島主任が保管してた最後の1個で城之内が黒影トルーパーに変身。最終回でまさかの城之内がフィーチャーされるなんて。けっきょくボコられるけど。戦極ドライバー隠し持ってたミッチも変身、ここへ来て龍玄がフィーチャーされるなんて。さらに紘汰神が忘れ物取りに帰還。2週連続でモバゲCM衣装を見れるなんて。そしてまさか本編最後の締めが鎧武と龍玄のダブルライダーキックになるなんて。前回で実質完結しているので、本編の後日談および本編で活躍できなかったキャラやライダーのフォローのような最終回。どう考えてもロクな死に方しないだろうと思ってたミッチがここまで更生するなんて。4話前までは想像もできんかったよ。
虚淵玄氏が仮面ライダーやるという事で注目の本作。「フルーツ×戦極×ダンス」という要素をまとめるのにかなり苦労したのか、序盤こそもたつき感がありましたが、ゲネシスライダー登場あたりから内容が安定、どんどんゲスになっていくミッチ。口だけマンだったのがどんどん頼もしくなっていった戒斗など、最初と最後で見方がまったく違うキャラクターの変遷などは長期シリーズだからこそできる話だったし、「初期の平成ライダーに立ち返る」という志向も果たされたと思います。
ただ、フルーツ、戦国という子供に向けた作品故の要素と、虚淵氏の作風とがチグハグだった印象は最後まで残りました。いや「フルーツ」から北欧神話世界樹とか異次元を渡り歩く侵略植物とか思いつくのは素直に感嘆するけども、しょうじき龍騎や555のような正統派な設定とデザインで虚淵氏がやってくれたら・・・と思わなくもありません。この辺に関しては今回で東映ニトロプラスに渡りが付いただろうし、今後もライダーや東映ヒーローに関わる事があるかも知れないので、またそういった作品が観れればと思います。
で、MOVIE大戦のネタはなんだろね。やっぱサイボーグプロフェッサーかクローンプロフェッサーの逆襲あたりで、そんでまた紘汰神が帰って来るんですね。次回からのドライブは受けない要素が見当たらない、鉄板要素ばかりなので期待してます。