3月26日


機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第49話
オルガを殺ったのはノブリス。の部下の独断。ネームドキャラですらないモブが主犯なんかい・・・。オルガの死を知った三日月は豹変するでもなく激昂するでもなく、オルガ最後の命令を実行するのみ。「死ぬまで生きる」と眼がもうかなり澱んでいたので、これも狂気の形なんだろう。鉄華団最後の戦い「団員逃がすまでの時間稼ぎ」が開始。ハッシュはどうなったのか・・・もうエピローグまで見んとわかんね!
同時にマッキーも動く。今までの余裕っぷりは、詰まるところ「ピンチから逆転した方がおいしいから」というだけで、けっきょく何の策も無かった! ひと暴れしてからガエリオと対決、拮抗はしたが最終的には敗れる。そもそもラスタルが部下に手出しを禁じてたし、いくらか損害が出たくらいで、なんて事はないただの無謀な特攻だった。致命傷を負いつつ艦内に侵入するも、それもガエリオが阻止。最後の最後で本心を吐露し、友人だったガエリオに看取られ、マクギリス死す。
マクギリスは、1期ではガンダムお約束の仮面ライバルポジションなのかと思いきや、2期になってから鉄華団と戦う事もなく協力者という、重要人物でもあまり例のない珍しいポジションのキャラになりました。「世界を変えたいのならガエリオとカルタを味方にするべきだった」とよく言われますが、彼の出自を考えると、それが一番無理だった、という事です。アグニカとバエルに拘り続け、バエルを手に入れたら上がりだと思い込んでいたら、ラスタル曰く「大人になれない子供」だったと。バエルの威光が通じなかった時点で詰んでいたんだな・・・
あとバエル入手してからの切れ味の鈍りっぷりは、これはグレメカ最新号でも言及されてましたが、バエルと接続した時に「アグニカの魂と呼ばれるなにか」が阿頼耶識を通して脊髄から脳に渡り、人格が変容したのではないか、と考えてたんですが、敗れてしまった今となってはあんまり関係ないっすな・・・。鉄華団にとっては破滅へ道連れにされる疫病神だったけど、別に愚かとも憎いとも思いません。立場的には鉄華団と同じ境遇だったので。


ある意味、最後の頼みの綱だったマッキーも敗れ去り、「こうしたら挽回できるのでは?」という予想が「それはない」と潰され続け、もはや万策尽きた。ラスタルを倒さない限り鉄華団に安息は無い、と考えていたけれど、なんかそれも違うっぽい。みんなそれぞれ大義があるから誰も悪くはない。という話なんだろうか・・・。なんだか次回予告の大群を前にするバルバトスとグシオンの後ろ姿を見ると、もう地球へ逃げる事もなく火星で全てが終わりそうな気がしてきた。ヒロイン二人は無事逃げおおせそうだけど、もうひとつ「これはあってはならない」という事があるんだよなぁ・・・それはパイロットとしての三日月の敗北であります。相手はたぶんジュリエッタ。ここまで徹底して負け展開をされると、まさか・・・。果たして、最後にはいったい何が残るのか、次回最終回。