スーパーロボット大戦OG外伝 レビュー

■OG外伝、本日発売!!
スパログ更新。冒頭からの凄まじい展開に関して。昔から必ず何かしらサプライズを用意している寺田さんのユーザーサイドに立った遊び心は関心しきりです。
こういった予想をかいた展開は大好きだし、もっとやれと思うので喜びこそすれ不快に感じる人間が居るというのが理解できないんですけどねえ。



ということでレビューです。といっても序盤はOGsでプレイしたので、OGsとの相違点を上げてみます。ネタバレもありますんで。







■MX参戦
第1話から第5話までが追加シナリオになっており『スーパーロボット大戦MX』のキャラが登場。『MX』で名前だけ出ていたアルベロの息子・フォリアが初登場。ちなみに『MX』でもヒューゴ達クライウルブズは回想シーンでゲシュペンストに乗っていた。アクアとミッテ先生は声がない事から、基本的にはスポット参戦が主で、フォリオが死亡してクライウフブズが解散、ヒューゴとアクアがツェントルプロジェクトの試作機パイロットになるまでの『MX』のプレ・ストーリーが描かれると思われます。


この頃の彼女は、後に同じくらい凄い衣装を着る事になるとは想像だにしていないのであった。


あと新キャラとしてエリック・ワンが登場。グランゾンの開発者で「グランゾンが本気出せば一日で世界は滅ぼす事が可能」というセリフを残した人として名前だけは依然から出ていました。「うっかりそんな事言ったら叩かれた」と言っていたけど、これは掲示板でのアンチOGの事を指してるんだろうなぁ。


■電撃スパロボコミック再現
第3、4話『踊る揺檻』は電撃スパロボ『踊るゆりかご』が原作。キャラでドナ・ギャラガー。メカのウェンディゴが登場。ウェンディゴはコミックでは「ヒトガタ実験体」という名称だった。劇中ではカイの背負い投げをしていたのは「ジェット・マグナムS」の演出として再現。
宇宙ルート10話『遊泳する異形』も電撃スパロボ『新春まんが祭り 最強盾 対 宇宙ひらめ 「寒空吹きすさぶ3Kの宇宙の海に少年の愛の花は実をつけるのか?』が原作。コミックではレオナはガーリオンにブースターユニットを装着した機体に乗っていたが、これは当時まだズィーガーリオンが発表されていなかったため。タスクがジガンテ・ウンギアを使った時の「メテオハンマー」というセリフもコミック発。コミックではタスクは負傷して入院したが、ゲームではそこまで大事に至っていなかった。タスクの例の顔はしっかり再現されている。
両方ともコミックでは単独のエピソードだったが、ゲームではツェントル・プロジェクトが裏で絡んでいたという設定になっている。まぁ最終的にAI1とか作りだすんだから八房クリーチャーとは相性が良いということで。


■量産型ゲシュペンストMK-II改
新ユニットが第5話から早くも登場。3機が試作されカイ機は両腕にジェット・マグナムを装備した特別仕様。残り2機はアルベロとヒューゴに回される。アルベロの黒いカラーリングに大型火器という組み合わせはメディウス・ロクスを思い起こさせるし、ヒューゴの「ディスチャージ!」ってセリフは、あーそんな事言ってたよなぁと感慨深い。ちなみにデザイナーは『J』でベルゼルートをデザインした谷口欣考氏。


■シナリオ変更
OGsでは一本道だったけど、外伝では10話から分岐が発生。地上ルートではミロンガ絡みのエピソードで、宇宙ルートではヒリュウ改メンバーの動向が描かれてます。セリフなどもショウコの「祭りだワッショイ! 外伝だけに」など若干変更点がアリ。


■アクセル復活
OG2で死亡したと思われていたアクセルがアルフィミィの力を受けて復活。人気キャラなのにけっこうあっさり死んだなぁと思ってたんだけど、なるほど、こういう展開になるのかぁと関心。


■バイトの青年
OGsでは久保さんが出ていたが、今回は歴代OG主人公中、抜きん出て普通の人間だった、あのバイト青年がヤキソバ屋台の店員で登場していた。こうなるともう一人の電撃ムチお姉様もどっかで出るんじゃなかろうか。


■新規録音
一部のキャラの音声が新録に。専用機登場やら主役エピソードやらで異常に扱いが良いカイ。宇宙ひらめエピソードのタスク、レオナ。中断メッセージの漫才が新しくなっていたラトゥーニ、シャイン。フリーバトルでゲシュペンストキック大会やってたらネタセリフがあったブリットなど、他にもまだまだ居るかと。ラウルも必殺技のセリフが代わっていたから新録かも。


■新規BGM
リオ、タスク、カーラに専用BGM追加。これで『α』主人公全員に付いた・・・と思ったらブリットが無かった。まぁ『α3』であったからいつか使われるハズ。そしてやっぱりラッセルには無かった。あと『MX』参戦でBGMも使われてます。


■顔グラフィック追加
リュウセイ、アヤ、キョウスケ、エクセレン、タスクなどに顔グラフィックが追加。


■戦闘アニメ修正
ツインバードストライクの演出が変更。量産型ゲシュペンストのジェット・マグナム、ジガンスクード・ドゥロのジガンテ・ウンギアにトドメ演出が追加など、他にもあるかと。


■パラメータ修正
グルンガストの計都羅ゴウ剣・暗剣殺の射程が伸びていたり、グルンガスト参式のオメガ・ブラスターの射程が短くなっていたり、
ハガネのトロニウムバスターキャノンの弾数が増えていたり、マイの格闘値が上昇していたり。他にも細かい修正がいろいろ。
あとR-GUNパワードのT-LINKブーメランがスラッシュブーメランに変更され戦闘アニメも強化。これはT-LINKブーメランが念動力の無いヴィレッタお姉様では使用できなかったのと、マイをART-1専属パイロットにするためだと思われる。ちなみにスラッシュブーメランという名称は『スーパーヒーロー作戦』から。




こんなところですかね。しょうじきプレイする前は「新規ストーリーのアペンドディスク」という認識が拭えなかったんですけど、序盤から凄まじいサプライズ展開でテンション上がりまくり。こういうのはファンでなければ味わえない事なので、長い事スパロボファンやってて良かったなぁと思うのです。


▼最後に、フリーバトルモードでゲシュペンストキック大会やって笑ったセリフ

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