HG サーシェス専用AEUイナクトカスタム（アグリッサ型） レビュー

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ロックオンと絹江を手にかけた悪の権化っぷりで女性ファンから嫌われまくっている極悪外道の戦争狂、アリー・アル・サーシェス専用イナクト。絹江は声がみゆきさんなので「死亡フラグ」って言葉知らなかったんだね。との説が有力。
2クール以降に登場した赤でキット化だけど、出番があったのはOPと、アグリッサで電子レンジ攻撃した時と、トリニティに接触した時のみ。青いカラーの方が活躍したけど、あれはPMC所属カラーなので赤がサーシェスのパーソナルカラーだから、という事らしい。
番組開始前に発表されたMSの中にいたのに、放送中にはついぞキット化されなかったイナクトですが、もともと半年の期間中では主用ガンダム、フラッグ、ティエレン、スローネしかキット化するつもりはなかったのだと思われます。なんでかサーシェス機の方が先に出たけど、HGムラサメの時にやった「売れない方を先に出す」商法ですな。
名前が長すぎるキット構成ですが、カタギリがサルマネと称した通り、だいたいフラッグと同じ。とはいえ、フラッグでの反省点は生かしてます。手首から武器がポロポロ落ちるような事はなくなっており、左平手、ミライルランチャー、ソニックブレイドの柄（腕にマウント可能）が付属し、フラッグよりもプレイバリューが向上。腰部ウィングに腕が干渉しまくるのは直して欲しかったけど。
脚部のパーツ構成は合わせ目が前面に出ないようになっているし、色分けもかなり頑張ってます。これでランナー3枚・1050円は凄い、関心した。最近プラキットがどんどん値上げしていく中で、決められたパーツ数とコストで試行錯誤しながらやりくりするこだわりを感じます。技術力というのは値段で決まるわけではないという事ですな。

HG 1/144 AEU-09Y812/A アリー・アル・サーシェス専用 AEUイナクトカスタム (アグリッサ型) (機動戦士ガンダム00)