8月27日


ナイツ&マジック 第9話
テレスターレ盗んだ国がその技術をフィードバックしたシエルエットナイトを開発し、周辺国に侵略戦争を開始。先王様の娘が嫁いでいる親交国も侵略され田村ゆかり姫がピンチなど、いかにも悪そうな侵略国の狼藉っぷりをたっぷり描いてから、我らがエルくん銀鳳騎士団が到着。イカルガが初陣から大暴れして敵瞬殺という流れが、別の視点が入る事でエルくん達の凄さが伝わる構成が良い。
銀鳳騎士団の存在が敵国にも知られ、イカルガは「鬼面の死神」と異名付いたりしてる所に、ディー先輩が敵の指揮官と遭遇。全身に剣を装備しているから強いという、すごくバカっぽい人だが、腕は確かで水入り。敵もなかなか実力者揃いのよう。
新展開で敵国との戦争に突入。新キャラめっさ多い。今までは機体開発と魔獣退治がメインだったのが、人間同士の戦いになり、9話にして戦闘フォーマットそのものが変化。イカルガ大活躍と、ディー先輩とバカ指揮官のサブキャラ同士の戦いも熱い。今までの展開が駆け足気味だったのは、この戦争が描きたかったからなんやな。これから亡国の姫君をエルくん達がどうやって助けるのか、期待。それにしても松風さん最近ずっとロボアニメ出とるな。




■仮面ライダーエグゼイド 最終回を終えて ご視聴ありがとうございました | 東映[テレビ]
パラド消滅し、ハイパームテキが使えない中でクロノスと最終決戦。だがパラドを永夢が取り込んでいたのでポーズ無効化からの全員レベル2変身。BGMがOPになり、OPと同じ構図にスモークの中で眼が光ってるのがカッコイイ。檀黎斗神は時間差コンテニューで登場し、5人で総攻撃。レベル2でクロノスに対抗できているのは、パラドがウィルスを抑制したから。最後はキックで撃破、ラスボスをあえて初期形態で倒すのは燃える。しかし最期にクロノス社長は自害し、ライダークノニクルの犠牲者を助ける術は絶たれる。
一連の事件が終わり、記者会見で永夢は、犠牲者のデータは残されており、助ける方法は今後の医療発展に繋げる、と発言。現段階では無理だとしても、今後の発展にかけるというのは現実の医療でもそうだし、犠牲者の名前を一人づつ読み上げ、真摯に向き合う姿勢を伝えるというのも、リアリティがある。「ラスボス倒してみんな助かったよ!」のご都合展開ではなく子供向けヒーロー番組でここまでちゃん現実的に描くのは凄い。ポッピーやパラドのように、データも命である。と明言するあたりも「ゲームと医療」のコンセプトが見事に合致しているし。ポッピーとパラドの復活は映画観れば察しはついたけど、ラストシーンに持ってくるのでテレビシリーズとしての大団円感もちゃんとある。最後にムテキ使わなかったのは映画に繋がるわけか、これはやっぱTVシリーズ観終わってから映画観るべきだったなぁ。


開始当初は、正直あんまり乗れませんでした。ぶっちゃけ2クール終わるくらいまで乗れなかった。3クール入ってライダークロニクル編がスタートしてから、尻上がりに面白くなっていった感。ポッピーが敵になり、檀黎斗復活からの怒涛のネタキャラ化、貴利矢も復活、飛彩の裏切りからの復帰など、それぞれのキャラにまつわるイベントが立て続けに発生して中だるみ一切なし。登場人物が全員立っている。それらも2クールまでの仕込みがあったからこそで、脚本が全話同じ人が書いているので内容にまったくブレがない。「あれどうなった?」的なツッコミ所が見当たらない、ここまで完成度の高いストーリーのライダーもそうないと思います。
惜しむらくは2クールまで自分がそれに気付けなかった事ですなぁ、個人的な事だけど。いや前作がアレだったから最初から冷めた眼で見ていたのは否めないのです。ビルドは最初から真剣に観ます。


■Vシネマ『仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング』公式サイト
で、Vシネ3部作発表。2年後の話とのことで、今まで後日談スピンオフはあったけど、ガッツリした続編的内容になりそう。その前の冬映画も観たい意欲が高まりました。