1/60スケールモデル ARX-7 アーバレスト Ver.IV レビュー


2002年にアニメ化されたフルメタル・パニック!は2005年まで順当に3期まで製作されましたが、そこから4期まで実に12年もの間が開いています。その間は、原作では「2号ロボ」のレーバテインが登場、それをリボルテックが即商品化し話題に。その後もバンダイROBOT魂アオシマのキットなど立体物の展開は積極的に行われて来ました。特にレーバテインは映像媒体でないのにも関わらず人気が高く、多数の商品が発売されています。
スパロボにはTSR放送とほぼ同時期に初参戦し、J、Wでの扱いは好評を博しました。そうこうしているうちに原作は完結。外伝などの展開が行われてもアニメ4期の話はなく、「いっその事、原作版としてスパロボで最後までやってレーバテイン出してくんないかなー」と思っていたら、2015年、第3次Z天獄篇にてマジで実現。その後、ついにアニメ4期発表。「バンダイホビー部動いてくんないかなー、ガンプラ感覚で組めるAS欲しい」と思っていたらマジで実現。ユーザーの願望が次々と実現していくフルメタすげぇ・・・次はMGが欲しいです!
以下画像。パーティングライン処理、メラニンスポンジでツヤ消し、部分塗装。







▼正面。背面。
アーバレストはアニメ作品ごとによって設定画が更新されており、CGメインとなるIV版では、CGが苦手な局面は避け直線主体の面構成となり、CGが得意な密なモールドが追加されています。







▼バストアップ。
頬周りのイエローとフレーム色、チェーンガン周りのミディアムブルーはさすがに色分けされていません。筆塗りするにも細かすぎるので、イエローは無くてもいいかもですけど。








▼アーバレストのメイン武器で宗介の愛用品である、ボクサー散弾砲。








▼ASの一般的な近接格闘武器、単分子カッター。








▼腋の下に内蔵されている対戦車ダガー。頭部マウントラッチ装着状態の一体成型で、差し替え式。








▼単体としての対戦車ダガーはアーバレストには付属せず、M9ガーンズバック(一般機)に付属します。







▼土下座、ではなく降着状態。頭部が設定通りに展開。









▼ラムダ・ドライバ展開。肩と背部のパーツを差し替えます。









▼ラムダ・ドライバ展開ポーズ。







▼ラムダ・ドライバといえばパンチなので、拳パーツは欲しかった所です。









▼HGキット化で新たに設定された武装グラーツ・マンリッヒャーAW2000。








▼M9ガーンズバック一般機とマオ機にそれぞれオプションが付属し、全てのパーツを取り付けるとフル装備状態にできます。








▼ちなみにインスト解説には、賀東先生による解説とキャラのコメントが掲載さてますが、宗介「できれば使いたくない」、クルツ「使いはしたけど一発も撃ってない」、マオだけちゃんと使っていたが、けっきょくミスリルでは不採用になったという。プレイバリューを上げる新設定武器がなんて扱い・・・







▼サイズ比較。ガンプラ1/144より若干、大きめ。







▼同じ1/60スケールと並べてみる。モビルスーツってけっこうデカい。あと海老川さんはめっさ仕事してますね・・・




サイズはガンプラ1/144相当ですが、色分けなどのパーツ割りの細かさはRGという感じ。可動フレームは使われていないので、ポージングの安定感は抜群。破損を気にせずガシガシ動かせます。HGとRGのいいとこ取りといえます。
バンダイフルメタキットの今後は、アーバレストとガーンズバックは8割方同じパーツなので、現状出せそうなキットといえばファルケは当然出るはず。自分の見た感じ売れ行き好調のようなので、プレバン送りにならないといいなぁ。ガンーンズバック米軍機はプレバンだろうけど。レーバテインはそりゃもちろん出るよね。
あとは緊急展開ブースターなどのオプションセットも欲しいなー。ロボ魂で設定されたプロトデモリッションガンなどの武器セットも付けるとかして。