魔装機神サイバスター
SRG−S サイバスター完成
もう発売して10ヶ月経ってるけど、完成直前のまま放置してたんですが、ディバイン・ウォーズで登場してるの見てモチベーションが上がったんで何とか完成。
キットは最新設定画が太め脚部も再現されておりメリハリのあるプロポーションは抜群。しかし合わせ目が出まくる構成。機体設定からして有機的な部分があるんで、パネルライン処理で誤魔化すなんて事はできず、頑張って全部消しました。(そこでモチベーションが尽きて長い事放置してたんだけど)
ディスカッターは単にガンダムマーカー金で塗るのも芸が無いと思ったんでメッキシルバー塗って、その上からクリアーイエロー塗りました。光沢で出て良い感じ。
工作は合わせ目消しのみ。肩の可動範囲が狭いのでどうにかならんもんかと加工しようと思ったけど、もともと可動しなさそうなデザインでそれほど効果が期待できそうにもないし、取り返し付かなくなりそうだったのでそのまま。
このキットを組んだら、可動範囲が広くコスモノヴァのポーズも取れて、サイバードにも変形できるトイが欲しいと思いました。どっか出して下さい。
画像だけじゃ寂しいので解説文でも付けようと思ったら興が乗って長くなりすぎました。たぶんそんなに見る人も居ないであろう場所にこんな長い文書くのは勿体無くネタとして成立するんでこっちにも掲載します。
【魔装機神サイバスター】
地底世界ラ・ギアスの神聖ラングラン王国の予言にある「魔神がラ・ギアス滅ぼす」という脅威に対抗するために建造された16体の魔装機のうち、高位精霊と契約した4体のみ存在する魔装機神の1機。風の高位精霊サイフェスの加護を受け「風の魔装機神」の異名を持ち、4体の中では最も高い機動力と潜在能力を持つ。
メイン動力はフルカネルリ式永久機関。装甲材質はオルハルコニウム。因果律を計算し未来予測をも可能にするラプラスデモンコンピュータなど、地上には存在しない地底世界ラ・ギアス独自の技術が使われている。
ラングランに存在する伝説の神鳥デュナシスを模した巡航形態サイバードに変形可能。
操縦には多量のプラーナが必要とされる上に、魔装機神の操者(パイロット)には精霊に選ばれた者にしか操縦できず、操者の選出はラ・ギアスの人間よりも闘争本能が高く豊富なプラーナを持つとされる地上人を召喚するという方法をとっている。
なお、「サイバスター」という名称は呪術対策の為の仮の名であり、真の名前は別に存在する。
初出は1991年ファミコン『第2次スーパーロボット大戦』。
その後『シャッフルファイト』『ヒーロー戦記』と出演。
1993年『第3次』で再登場し、最終話でネオ・グランゾンの戦いでラストを飾る。
1994年『EX』ではオリジナルメインの展開で地底世界ラ・ギアスの設定が明かされ初の主役を張り「スパロボオリジナル」を定着させる。
1995年『第4次』では『EX』で複線を張っていた魔装機神4体そろい踏みでファンを喜ばせた。
だいたいこの辺まではスパロボ自体の知名度もそれほど高くなく、『第4次』で初めてサイバスターを目にした人は、「知らない作品だなぁ」とか「テレ東かOVA?」など、本気でガンダムやらマジンガーのように原作のある作品だと思ってた人は多かった。
その後1996年『第4次S』で声が付き、マサキとシュウの声優が発表され、その時誰もが「ヒイロとゼクスじゃん!」と思った(1996年当事)
ちなみにマサキ役の緑川光氏は役が決まる以前からスパロボファンであり、まさか自分がやる事になるとは思ってなかったと電撃PSのコラムに書いている。その後もコラム内で何度もネタにしているし、定期的にマサキの声は録っているので、今やマサキはヒイロと並ぶ氏の代表役といってもよい。
同年3月には『魔装機神 THE LOD OF ELEMENTL』(LOE)が発売。
版権作品の登場しない完全オリジナル作品であり、そのゲームの完成度の高さから多くの熱狂的ファンを生んだ。出荷本数が少なく一時期はプレミア価格が付いたこともある。
1997年『F』および『F完結編』では、エリート兵にハイ・ファミリアが切り払われたり、宇宙適応がBだったりと、厳しいゲームバランスの煽りを受けた。
1999年『コンプリートボックス』では『EX』のキャラにも声が付き、LOEの移植を期待させたが、この作品がウィンキーソフト開発最後のスパロボとなってしまい、移植も続編も絶望的となった。
同年テレビアニメ『魔装機神サイバスター』がスタート。この作品は当事ファンから『アニバスター』と呼ばれ、リアクションはアニメ版つよきすかアニメ版夜明け前より瑠璃色なみたいなもんだと思って下さい。
さらには『真・魔装機神 PANZER WARFARE』が発売、のっけからオープニングにアニバスターの宣伝を入れるという、当時のファンを逆撫でた。ちなみに4体の魔装機神に乗る主人公たちのキャストは、
サイバスターに乗る人 | 三木眞一郎 |
ガッデスに乗る人 | 田中敦子 |
グランヴェールに乗る人 | 子安武人 |
ザムジードに乗る人 | 折笠愛 |
と、えらいキャスティングになっている。
このアニメ版と真・魔装機神はスパロボファンにとては正真正銘の黒歴史であり、今では誰も語る人間はいない。というか∀ガンダムが放送されたのもこの年であり、ネットの普及も合わせて黒歴史って言葉の意味合いはこの一連の出来事から定義されたとも思える。
(筆者は当事スパロボ系BBSでかなり頻繁にこの単語使ってたからなぁ)
その後2001年以降『α』『α外伝』と設定を仕切りなおして登場しているのだが、『OG1』『OG2』での扱いや『α2』『α3』には登場しなかった事から「ウィンキーとの版権のからみでなにか制限があるのでは」と噂されるようになる。
要約すると、 「『EX』と『LOE』で設定されたものはウィンキーソフト独自の創作物であり、それらに触れるのにはウィンキーソフトの許可が必要」 なのでは? といった感じ。
根拠の具体的内容を挙げると切りが無いので割愛。とはいえ関係者からの決定的な証言が出ない限りは憶測を域を出ず、真偽の程は未だに持って不明。
そして2007年現在、ディバイン・ウォーズで活躍中。古いファンにとってはゲーム設定そのままのサイバスター/マサキとグランゾン/シュウが活躍する姿は個人手には感慨深いものがありました。
今回、ネタを書くにあたって約10年ぶりにスーパーファミコン起動させたら、やはりと言うか、ほとんどソフトのデータが飛んでました(泣)
発売日に買ったバリバリの初期型なんで動いただけでも御の字なんだけど
ヒーロー戦記はマサキとシュウの登場場面のセーブデータが残してあったのに、無念・・・・・。