無限のフロンティア クリアレビュー および考察
ネタバレあります。ストーリーの根底に関わるような部分は避けているので、購入検討の参考にでもなれば。
クリア時の平均レベルは56。Z.O.ソードとモノリスも入手済み。パーティはハーケン、神夜、錫華、零児でラスボスと戦い一回で勝利。ハーケンが「熱血」ランページ・スペクター。神夜が「愛」で回復。錫華がキャンセルでFゲージ溜めと「鼓舞」でCOM回復してアイテム使用。零児が「魂」必殺技というパターンを後半やってました。零児の「魂」が思ったより効果がなかったので、代わりにKOS-MOSでもいいかと。
▼キャラレビュー
【ハーケン・ブロウニング】
主人公。超キザ。勇者王の声で凄まじく歯が浮く台詞を平然と言ってのける。作中での主な呼称は、チャラ男、チャラ彦、チャラ蔵、チャラ朗、チャラスキー、チャラノ進、チャラノブ、勘違いカウボーイ、キモキザ、など。呼称の通りかなり筋の通った言動をしているが、自分の出生の秘密を知った時にも表向きは動じず、神夜を攫いに行く際は零児に向けて啖呵を切ったりするなど、締める時には締めるナイスガイ。
後半、ナハトとアーベントが仲間になった事で使える「ランページ・スペクター」が強力。「熱血」と併用すればダメージ50000を超えコンボ要らずに。アクセサリでSPを徹底的に上げたい。
【アシェン・ブレイデイル】
アンドロイド。性格は慇懃無礼。モードが切り替わると性格が一変、はっちゃけた性格になる。作中、「毒舌アンドロイド」という呼称通りに容赦ない罵言と蔑称を敵味方区別なく吐きまくりパーティ一行を悪の組織たらしめる。(実際、悪人らしい悪人は居なかったし)技の名前はソウルゲイン武装の英訳。作中では特に触れられていなかったが予約特典ドラマCDでは、コードナンバーW07でラミアのプロトタイプであり姉妹といえる存在と語られている。
技の攻撃力は高く、一回の攻撃を敵を倒す事も多いが、浮いた敵の攻撃を外しやすい。精神に攻撃的なものが少ないのでボス戦には向かない。
【楠舞神夜】
ヒロイン。この作品の世間的な印象を決定付けたと云っても過言ではない。苗字がナンブで髪の毛がメッシュ、そして斬冠刀を持ち「悪を絶つ剣」と言ったりと、キョウスケとゼンガーを足したのに誕生したのは牛乳姫。約100cmというその大きさ故、汚乳、愚乳、駄乳、煩乳、と事ある毎にネタにされまくる。天然で姫様育ちだからか羞恥心に欠けるのか、洗濯失敗して縮んだような衣装は普段着だそうだが、アインストが擬態した自分の姿を見てさすがに問題ありと思ったらしい。特にそんな素振りもなかったのに最後で主人公といい感じになるのはナムカプでもそうだった。
精神「愛」を持っているため回復要員としてボス戦必須。さらに後半「奇跡」まで覚えて攻撃力あるため、ハーケン同様SPを上げたい。
【錫華姫】
鬼っ娘。年齢不詳。マッチョの彼氏がいる。その尊大な口調と態度でパーティ一向を悪の組織たらしめる。若い人には元ネタが分からないだろうがバブル時代のディスコ(死語)にこんな人がいっぱい居た。神夜と対極を成すペタンぶりは色んなニーズに応えているあたりはさすが。小牟とキャラかぶってる(本人談)ので一緒に前衛にすると何かと張り合ったりするかと思えば、一緒に某地獄少女と某虐殺皇女の声ネタをしたりする。作中での主な呼称は、へそ姫、ペタンコ姫、腹出し姫、快腹、うなぎプリンセス、など。
邪鬼銃・梵破が非常にキャンセル出しやすく、Fゲージが簡単に上がる。さらに全員のCOMを30%回復する「鼓舞」を使えば実質的に攻撃し放題のアイテム使い放題。ボス戦必須の存在。
【有栖零児】
ナムカプ主人公。基本的にボケ役しかおらず会話が脱線し続けるメンバーの中において、唯一のツッコミ役として獅子奮迅にして孤軍奮闘するが、実は小牟に次ぐネタ要員だった。というか戦闘セリフの半分ぐらいはロム兄さんであり、ジャキガンオーをジャキカンフーと言いたがる。他にも「加速装置!」やら至高だの究極だの、声ネタが多すぎるのは中の人の多彩さゆえ。主な呼称は白髪。エピローグにまったく登場せず、沙夜があからさまにフラグ立てしてたので、また何らか形で再登場するのではないかと。
基本攻撃力が高いが、どの技も敵が浮かないので早め早めのボタン入力を心がける。「魂」持ちなのでアタッカーとして活躍。「熱血」「魂」はクリティカル発生しないので無理してコンボしなくても良い。
【小牟】
自称“森羅の電子の妖精”(意訳・ネット中毒者) 狐っ娘で765歳というあたり、いま流行りの獣っ娘ヒロインの先駆け的存在といえる(嘘) ナムカプの頃はもっとロリ体型だった気がするのだが、他のキャラに合わせてスタイル修正、必殺技の時は若干ながら揺れる。戦闘でも「バカばっか」と言い放ったり、必殺技をサイキック斬にしたり、ハーケンに「これが勝利の鍵さ」と言わせたりと、パーティ随一のパロディ要員としてマンガアニメゲームプロレス2chネタまで、脚本担当の趣味趣向をそのまま反映したかのような濃いネタで会話をひたすら脱線させる。錫華に「誰かに似ておる」と言われたり、ATXスーツが専用装備だったりと自虐ネタまでやってのける。主な呼称は駄狐、腐女狐、パロディ頼り、など。
戦闘中の油揚げは嬉しいが、所持精神コマンドはバクチ要素が高いのでボス戦に向かない。必殺技も零児と同じだし。
【KOS-MOS】
ゼノサーガから登場。超マイペース。何考えているのかよく分からず、ロボ口調なので抑揚のない鋭利なツッコミが特徴。言語機能に問題があるらしく、唐突に語尾に「ニャ」と付けるので耳が離せない。中の人がW06ことカルディアと同じ、さらにOGのエキドナと同じと、もうその段階で参戦は決まっていた? 作中で“見ると呪われる邪神モッコス様”を公式でネタにしてしまっている。
ナムカプでも強かったモノリス看板キャラなので、技が繋げやすく威力も高い。精神も「絆」「直撃」と便利なものを持っておりバランスが良い。
▼OG本編とのリンク考察
神夜がキョウスケとゼンガーの記号を持っていたり、鞠音博士がいたりするのはパラレル世界なので別として、OGと直接繋がっていた部分としては、
【シャドウミラー】
戦艦トロイラバイト級ワンダーランドがOG2で行われた次元転移の際の事故でムゲフロ世界“エンドレス・フロンティア”に転移。戦艦内にはゲシュペンスト・ハーケン、アルトアイゼン・ナハト、ヴァイスリッター・アーベント、ソウルゲインのデータがあり、そのレプリカとして3m級の機動兵器として開発。そこから派生して邪鬼銃王が開発される。さらにWシリーズのナンバーW00〜W10が搭載されており、W06がカルディア、W07がアシェン。W00はあの人。
【アインスト】
これもOGから転移したらしく、わりとそのまんま登場して、骨、植物、鎧の他に新種も登場。ペルゼイン・リヒカイト似のがムゲフロ世界でも何かやろうとしていて、どうやらOG世界に帰りたがっていたが、相変わらず言ってる事がよく分からなかった。OGではツークンフトとして復活したし、特典ドラマCDでは“あっち”のキョウスケが大変な事になっていたし、アインストは今後も絡んでくる模様。
あと、シュラーフェン・セレスト内に、アルトアイゼンの腕、コンパチカイザーのエンブレム、アウセンザイターの頭部、参式斬艦刀、イリュージョンアロー、ディスカッターっぽい残骸が。何か意味があるのかそれともただのオブジェか。
だいたいリンクしてたのはこの辺ですが、スピンオフ作品なので当然今後のネタ出しはしているハズ。といっても【スーパーロボットスピリッツ→スーパーヒーロー作戦→αシリーズ】の時ほどには複線ぽいのは無かったかなぁと。スパヒロにはブリット、クスハ、リョウト、レオナが出演していたので、ハーケン、神夜、錫華が『Z』に登場という説もなくはないけど、勇者王は一般兵のみの出演みたいだし・・・・・バンナムの無料雑誌『side-BN』のインタビューではこんな事言ってます。
というわけでOG本編でハーケンと専用ゲシュペンスト登場の可能性はありそう。作中でのゲシュは手持ち武器が無かったので武装はハーケンの武器ナイトファウルを装備とかで。