1/72 VF-25Fメサイアバルキリー(アルト機) レビュー








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新統合軍の主力可変戦闘機であるVF-171の後継機としてS.M.Sが試験運用中の次世代機。パイロットごとにカスタマイズされており、主人公アルトが乗るF型は標準型で白いカラーリングにレッドとブラックのラインマーキングが特徴。コードネームはスカル4。劇中で一度大破しているが、すぐ予備機に乗り換えているあたりが、量産型が基本のバルキリーらしい。


てことで最終回にギリギリ間に合ったVF-25初の立体物。バンダイとしてはマクロス7以来のバルキリーキット化になるんですが、とにかく変形がスゲェ! すげぇとしか言い様がなく文章でこれを伝える自信がないです。

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この変形パターンを見ても訳がわからないと思いますが、ファイターの機首がグルングルグン回転しながらパタパタ折り畳まって胴体になるんです。差し替え一切なし。まぁシールド取り付ける時に専用パーツ噛ますけど、実質的に完全変形。これ考えた河森監督も立体化したバンダイも化けモンだ。
バルキリーの変形といやぁ、股関節が再難関であり、バトロイド状態が棒立ちになりがちなんですが、このキットはしっかり可動。ハの字立ちも余裕でできる。さらにフトモモにもう一軸関節が仕込んであり、ガウォーク形態の時のみ露出して鳥脚になるという。全身これ変形ギミックの塊。それがファイター形態でピッチリ納まって隙間が出ないという恐るべきクリアランス。バトロイドでのポージングはまぁそれなりだけど、ハの字立ちができるだけで十分だよ。「ファイター時に肩の部分がツライチにならない」とか文句言う人は全部パテで埋めて非変形にしてしまえ。
そして、その変形を支える強度の部分はABSパーツでガッツリ安心。まだ材質が全てプラだった時代「これ軸折れるんじゃね?」とビクビクしながらいじったり、ガシガシ変形させてたらプラが削れて粉が出たりしたもんですが、昨今のABS素材の発展により多少の無茶は平気。よほど変な事しない限りは破損の心配は無いでしょう。


この辺までは、バンダイならできてもおかしくないという段階なんですが、このキットではさらに主翼などの表面には、ガンプラとは比べ物にならないくらい繊細なディテールがびっしり。こりゃスミ入れペンじゃ難しいわ・・・エナメルの流し込みにしないと。


マーキングは水転写式デカールと、お馴染みのテトロンシールの2種が付属する選択式。素組みだと色分けがやや寂しいけれど、全部貼れば設定色になります。デカールが難しい初級の人にシールも用意するという、実に気の効いた構成。



という訳で、ぜんぶに隙がなさ過ぎる。初立体化にして決定版。神キット認定しても良いかと。こと変形キットに関しては他社よりもバンダイが1歩も2歩も進んでいるので、バンダイしかやれないキットだといえます。マクロスF観てなくても、ロボットのプラモが好きな人総てにお奨めしておきます。各所で絶賛の嵐だろうから、この連休で無くなるんじゃないですかね。
「スーパーパック付き待ち」とか言ってちゃいかん! そんな事してるとVF-27が出ないぞ!



1/72 VF-25F メサイアバルキリー アルト機 (マクロスF(フロンティア))

1/72 VF-25F メサイアバルキリー アルト機 (マクロスF(フロンティア))