スパロボOGってどうなのよ

「やぁ久しぶり」
「なんですかいきなり呼びつけて」
「いやぁ最近ヒマっていうか、仕事は普通にあるんだけど、やることないんだよね。で、ちょっと文を書く機会がここ何度かあったから、ここいらでちょっくらちゃんとしたの書かないといかんナァと思い」
「はぁ」
「この前やったのがガンダムSEED DESTINYのレビューだったから君とも半年以上ぶりだねえ」
「あれ? エウレカセンブンのレビューの時に呼ばれましたよ?」
「・・・・・・んなことあったっけ? シラナイナァ」
「感情的に書きすぎて後で冷静になって内容に問題があると感じアップしなかったな。この人・・・・・・」
「何を仰る。面白かったじゃぁないかエウレカ。なぁ君」
「まぁ、私は純粋に面白かったですけどね。あなたはあんまり評価してなかった気がしましたが」
「そんな過去のことはどうでもいいんだ。未来のことを語ろうではないか。ということで今日のお題『スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATIONS』(OGs)だ」
スパロボバカのあなたが話題に出すのは分かるとして、何で今になって改めて取り上げるのでしょう」
「なんか8月発売も無理っぽそうだからさー。今のうちに自分の見解を示しておこうかと思って。なんかファン同士が揉めてるらしいんだよね」
「揉めてる、ですか」
「知っての通り、OGsはオリジナルオンリーで版権作品が一切出ないスパロボな訳だが、今回PS2という据え置き機で発売することによって、通常のスパロボである版権スパロボしかプレイしない一部の人間がアンチOGと化し反発を買っていると」
「はぁ、要するに据え置き機では年に一回しか出せないのだからそれをOGでやるとは何事かと、そんなところですか」
「そんなところ。ま、実際に揉めているといってもネット上での話なのでどのくらいの規模なのか把握はできないんだけど、でも今回の件で『スパロボ』というタイトル内で版権ファンとOGファンの対立が表面化してしまった」
「ちなみにあなたはどっちが好きなのですか」
「両方」
日和見な・・・・・・」
「うるさいわ。実際そうなんだからしょうがないだろう。どっちの料理ショーみたいな話じゃないんだよこれは」
「そういうものですか」
「まぁ、版権ファンの言いたいことも分からなくもないけど。スパロボオリジナルキャラというのは好きな人ならとことん惚れ込むが、興味ない人にはぜんぜん、というかむしろ出しゃばって見えるみたいだから。ネットでアンチの意見を見たところ、けっこう酷い意見も見受けられたからねえ。なんで同じシリーズで同じ人間が作ったものなのに、同じファンからここまで言われにゃならんのかと思ったりはした」
「なんだかガンダムSEEDに似てますね。根は同じなのに人の趣向によって受け取られ方が全く違うところとか」
「アレはアレでまた別の問題なんだけどねえ。まぁこれに関しては語ると長くなるので今は止めとくけれども」
「あなたSEEDに関しては作品的に評価してないくせにやけに語りたがりですからねえ・・・・・」
「話を戻すが、スパロボというのは多種多様な登場作品があるためにプレイヤー層が小学生から50代までとやたらに広い。マジンガーZが出ているから買うという人もいれば、ガンダムしか使わない人というのもいる。それだけプレイヤー層の幅が広いとファン同士が登場作品について揉めるなんてしょっちゅうで、今では当たり前のように出演しているナデシコやSEEDなんて出演する前は相当色々言われてたからなぁ。版権作品でここまで揉めるんだから、OGが版権スパロボ差し置いて据え置きで出るといえば文句が出るのも当然というかなんと言うか・・・・・」
「基本的に現代的な作風の作品が厭われる傾向がありますね。ナデシコもSEEDも、OGも流行的なものを取り入れているという意味ではそうでしょうね」
「要はオタクくさい要素が媚びてるとかなんとか理由を付けて反発したいんだろう。ていうかスパロボ買ってる人間の大半はオタクな気がするんだけど」
「それ言っちゃ身も蓋もないです・・・・・・・しかも2回も言わないで下さい」
「当然自分もオタクだ。悪いかこの野郎!」
「開き直らないで下さい」
「ボク切れてないっすよ!」
「上司に叱られて逆ギレしたバイト店員ですかあなたは」
「・・・・・・いかんいかん。この手の非建設的な否定論は大嫌いなので自分で言ってて高揚してしまった」
「なにやら勢いに任せて言いたいことを言い切れたという確信犯的な要素も感じますが・・・・・・」
「ということでこっからが本題なんだけど、スパロボOGの現状と据え置き機で発売となった場合、どれくらいの結果が出せるかを考察したいと思う」
「今までの前振りだったんですか? 長ッ」
「と思ったけど、こんなに長く書いたらネタの温存ができないので次回に続く」
「計画性ないですね……」