コトブキヤ HBV-502-H8 ライデン[DNA SIDE] レビュー



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大掃除で撮影ベースも全部取っ払ったってたのでよーやく撮影できる。


コトブキヤ電脳戦機バーチャロン』キット展開の一発目、オラトリオ・タングラム版のライデン。設定ではコストが高く配備数が少ない高級機体。ゲームでは武器の命中率の低さを武装の多彩さでカバーしつつ、いかにしてレーザーを当てるようにして戦う玄人向けの機体といったところ。
キットは、セガの開発チームが制作したハイエンドCGのデータをそのまま金型データとして使われているため、ハイエンドCG独特の冷蔵庫のようなヌメっとした曲線までしっかり再現されており、似ているとかいうレベルではなく、まさに本物。当然、やろうと思えばできるというレベルではなく、コトブキヤ造形課の抜群のセンスの良さもありますが。
色分けは相変わらずの過剰な分割でほぼ完璧。可動は、ライデンはそんなに動く機体ではないので派手なポーズを付ける必要ないんですが、股関節はもうちょい広めにやって欲しかった。そもそもデカくて重いでヒジやヒザに使われているポリパーツはヘタる可能性アリ。この辺もABSにして欲しかった。今後テムジン系やアファームド系など動く機体をリリースする際には可動をもうちょっと突き詰めて欲しいところ。





ここまで充実した内容ながら、なぜかグランドナパーム(ボム)が付属しないので、ザクマシンガンのマガジンでも持たせておきましょう。


もともとコトブキヤガレージキットの時代からバーチャロンは積極的にやってたり、数年前にもトレフィギュアを出したりと、どうも商売半分で好きだからやってる節があるので、今回のキット化はスパロボゾイドを得て技術蓄積が溜まったところで満を持してといったところだと思われます。コトブキヤのカッチリした造形とパネルライン単位のパーツ分割って、いわゆるポリゴンロボであるバーチャロイドと相性が良いと思うし。
というわけで次のOMGテムジンの出来にもかなり期待できます。今回のライデンはいきなりバーチャロイドでも最大サイズの機体なので7800円というけっこうな値段だったけど、テムジンは4800円。この辺の値段設定を基本ラインにしてアファームドサイファーなどのキット化を希望。あとゲームの方も新作出て欲しいんだけどなぁ。