ROBOT魂[SIDE MS] ウイングガンダムゼロ レビュー

新機動戦記ガンダムW』後半主役機。
トールギスを開発したドクターJ他5人の博士が共同で設計した、ウイングガンダムのベースとなった機体。機体性能と、搭乗者に視覚的に「未来」を見せるマンマシンインターフェース「ゼロシステム」のあまりの危険性ゆえ封印されていたが、カトルがH教授の設計データを元に組み上げた。本編初登場は24話。暴走したカトルがコロニーを破壊しまくり→OZのトラント特尉は発狂し廃人化→無理矢理乗せれたデュオはあまりのヤバさに拒絶→ゼクスが回収してヒイロのエピオンと交換したのが37話。主人公が乗りこんで名実共に主役機になるまで1クールもかかるという、ここまで忌避されてたらい回しにされた主役ガンダムというのもあんま無い。
エンドレスワルツ版の方が人気が高まり過ぎて、立体方面もゲーム方面もそちらの方がスタンダードになってしまい、4機のウイングガンダムの中では最も露出が少なくなったという不憫な子。可動モデルの商品はMSIA以来だったかなぁ・・・自分は放送当時発売の1/100以来です。しかしここ最近、『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』では最強クラスのユニットとして大活躍。ロボ魂化と、露出が増えてきたけど、ゼロの示す未来にスタンダードに戻れる未来はあるのか。
↓以下、画像コメント








▼正面。EW版を見慣れた後に見ると、物凄いカラフルな配色。プロポーションは設定画よりも今風のメリハリのある体型にアレンジ。
脚部やフロントスカートなどに各所に入ったライトグレーも設定にはないアレンジ。これはRGみたいなものかな。







▼全身の可動を活かせば、このように腰の入った立ちポーズも可能。








▼バストアップ。顔も設定画より作画準拠という感じ。







▼肩のマシンキャノンはカバーごと差し替え。肩カバーが開いてスラスター展開のギミックを再現。
肩の白いカバーが開いてのビームサーベル内蔵と、胸部のハッチ展開はオミット。ウイングゼロって各部ハッチがパカパカ開くギミックがやたらあるんだよね。







▼背面。カバー開閉式になったウイングバインダー。
開閉はできますが、さすがにサイズ的に難しかったのかヒンジ部分が目立ちます。







▼ウイングの基部が可動。これでポージングに表情付けができるので、けっこう効果的。







▼ウイングバインダー展開。これで翼が4枚に。







▼主武装・ツインバスターライフル。2挺のバスターライフルを連結しているので単純に出力が2倍以上でコロニーを一撃で破壊するほどの威力。








▼複数の敵を相手にする場合や速射性を重視する場合は分割して使用。









▼発射したまま回転する事で全方位を攻撃するローリングバスターライフル。
暴走したカトルが一回だけ使った攻撃が、見た目の派手さでゲーム等ではウイングゼロの必殺技として定着。








▼最終回で、破壊しきれなかったリーブラの破片を大気圏に落下しつつ狙撃した時のファイナルシューティングポーズ。







▼両手を合わせた固定手首が付属するので、EWでのファイナルシューティングポーズも問題なくできます。









▼肩に収納されているビームサーベル。右手のみサーベル用の親指が立った手首が付属します。







▼ウイングシールドの打突用伸縮ギミックも再現。









▼ネオバード形態は差し替えで変形可能。







▼裏側。もう定番ネタだけど、プロトタイプなのにネオとはこれいかに。







▼脚部はカバーが開いて足首が回転して収納するという、妙に複雑なギミックがあるため変形用パーツに差し替えます。
腹部の赤い部分も可動ロック用のパーツに差し替え。







▼任務完了


▼可動部の多さはロボ魂クオリティで問題なし。股関節が若干ゆるかったので自分はティッシュ噛ませました。今風なアレンジの入ったプロポーションも良好。かなり複雑な配色も塗装で再現。もし今後HGACでキット化されたとしても大半がシールになりそうなので、このサイズでの配色再現はトイの強みと言えます。
立体化にあまり恵まれないTV版ウイングゼロというチョイスと、スパロボ再生篇で大活躍だったというタイムリーさも加点になるので、個人的には満足です。今後はアルトロンなどもイベント出展されているので、TV版後半ガンダムが全部出るなら揃えてしまいそう。
これで需要が高まってMGとか出ればいいんだけどねえ。ゼロの未来にMG化はあるのか、ゼロは教えてくれない・・・

ROBOT魂 [SIDE MS]ウイングガンダムゼロ

ROBOT魂 [SIDE MS]ウイングガンダムゼロ