MG ∀ガンダム完成

詳細文と画像はこちらで
25枚も撮りました。



【WD-M01 ∀ガンダム
 正歴2345年。ディアナ・カウンターの地球帰還作戦における攻撃に呼応するかのように、イングレッサ領郊外の神像「ホワイトドール」の中から姿を現したモビルスーツ。現場に居合わせたムーンレィスの少年、ロラン・セアックが搭乗する。ディアナ・カウンターとは圧倒的に戦力の劣るミリシャの中核戦力として交渉のカードとして用いられ地球側の象徴的な存在となるが、戦いを望まないムーンレィスの女王、ディアナ・ソレルと共に月と地球との全面戦争を回避すべく各地を奔走することになる。
 ミリシャからは「ホワイトドール」「ヒゲの機械人形」、ディアナ・カウンターからは「ヒゲのモビルスーツ」「白ヒゲ」などと呼ばれていたが、コクピットのコンソールやデータパッドに頻繁に「∀」の図柄が表示され、ディアナ・カウンターのパイロット、コレン・ナンダーが「ガンダム」と呼んだ事から「∀ガンダム」と呼ばれるようになる。(といっても劇中この名称で呼ばれた事はほとんど無いが) ムーンレィスの伝承によると「宇宙移民をいじめ抜いた悪魔の機体」に酷似しているらしい。
 本機は非常に水準の高いナノテクノロジーの集合体であり、装甲はナノスキンによって損傷などは自動的に修復する。また動力部というものがほとんど存在せず、推力部は総て脚部スラスターベーンに集中しており、機体の駆動は「IFB駆動」と呼ばれる技術を用いており、Iフィールドを機体表面に張り巡らせその伸縮によって稼動する。そのため胴体は中空となっており武装を搭載するマルチパーパスサイロになっている。劇中ではこれを利用して胴体内に牛を入れて輸送したり、核ミサイルを秘蔵したりしていた。
 発掘された直後は土壌やナノマシンの老廃物などが機体内部に詰まっており、脚部スラスターベーンなどが使用できなかったが、戦闘によって取り除かれ、ミリシャ所属のムーンレィス技術者によって整備を受け、他にも発掘された武装などを装備して本来の性能を発揮していった。
 月都市にある冬の宮殿での戦闘おいて「月光蝶」システムを発現。このシステムはナノマシンIフィールドに乗せて散布し、磁気嵐を発生させ人工物を分解、砂に変えるという先史文明の決戦兵器であり、ギム・ギンガナムやアグリッパ・メンテナーによって∀ガンダム月光蝶によって先史文明を埋葬した機体である事が判明する。
 本機はミリシャ、ディアナ・カウンター連合とギンガナム艦隊との最終決戦においてギム・ギンガナムの乗る兄弟機・ターンXとの戦闘で相撃ちとなり、共にナノマシンの繭に包まれ、再び長き眠りにつく事となった。



 てことでMG100 ∀ガンダムです。自慢じゃないですが、自分は予想的中しましたよ。
 工作としては頭部とビームライフルの合わせ目を消しました。胴体部、腰、ヒザにも出るけどギミックや可動が入る部分なのでパネルライン処理してます。デザインからして至るところに幾何学モールドが入っているので、少しくらい線が増えたくらいではそんなに違和感はないかと。
 色分けはほぼ完璧。だけど足りない部分も若干あるので、頭部と腰部の∀マーク、太ももとビームライフルの赤、腰サイドアーマーをグレーで塗装。あとツインアイはクリアパーツの裏からホイルシールを貼って、ホイルの銀で光らせる方式をとっていて、ほんとに光って見るんですが、奥まった部分にあって写真映えしなさそうなので塗装してます。
 後は指の可動が保持力がまったくないので瞬間接着剤で補強。平手が付属するので別に固めてもいいかも。他にも可動がゆるい部分は補強してます。
レビューとしては。形状、可動、十二分によくできてます。まぁとにかく、デザイン的に動きそうにないこの機体によくもまぁこんだけ可動部を仕込めたなと。特に脚部の第3関節がベーンと連動して可動する構造はMGガンダムMk-II Ver2.0の脚部連動可動並の感動もんです。太ももロール回転もするにはするんですが干渉してあんまり回転しないのはデザイン的にしょうがないし、可動がデザインに勝った結果ともいえるかと。他にも複雑な可動の肩周りとかヒンジがまったく露出しない胸部ミサイルサイロとか、見所がかなりあります。
 F91に続くボリキャップレス構造なんだけど、強度面に不安があったF91よりは改善されています。可動が集中している肩周りは若干不安はあるけど。
形状やプロポーションは文句なし、特に頭部はスバラシイ。かなり形状には気を使ったと思われます。∀の頭部デザインは下から煽ったり、上から俯瞰にしたり、真横から見たりしても、どっからどう見ても我らがヒゲそのものです。適当に動かして遊んでても、ヒゲっぽいポーズが決まるっていうか。
付属パーツは月光蝶エフェクトパーツはさすがに無理だったのは分かるんですけど、ビームライフルを腰にマウントさせるパーツは欲しかった。設定では背中にマウントするんだけど劇中ほではとんど腰裏に付けてたし。
 個人的に∀ガンダムガンダムとしてもガンダム作品としてもダントツで好きなんですが、その自分が見ても不満点はほとんど無い秀作キットであります。ひいき目もあるけど、今んとこガンプラでは今年一番ですな。よくぞ出してくれたと。向こう20年はこれを超えるヒゲの立体物は出ないでしょう。


 今年はMGにDVD-BOXにガンダム無双にACE3に、なぜかヒゲがブレイクしてます。8年経ってようやく時代がヒゲに追いついたって事なんでしょうか。
 食わず嫌いする人はあのデザインと牧歌的世界観にロボットアニメ的なカッコヨサを見出せないからなんだと思うんですが、ぶっちゃけ自分だってヒゲが心の底からカッコイイなんて思ってないです。シド・ミードのインダストリアルデザインがどうこうとかいう理屈もよく分かりません。だって自分バリバリのカトキ信者だし。
そうなのですが好きです。カッコイイ、カッコワルイ以前に愛を感じます。観てもいない人間に悪く言われると空気も読まずに切れる自信があります。
 まぁそういう作品なのですよ。未見の人は願わくばTVシリーズを観て貰って少しでもあの作品を理解してくれる人間が増えて欲しいものです。
つーかコレ売れて欲しいんですけどねえ・・・・・・これが売れないとターンX出てくれない。