MG フォースインパルスガンダム レビュー



※他の画像と詳細コメントはコチラの画像置き場にあるって、そう言いたいのかよ! アンタはー!!



「なに、このガンダム? これが00ガンダム? ・・・・・・え、これインパルス!? マジで! だってあれ、歴代主役ガンダムで一番扱い悪かったじゃん!? インパルスってこんなカッコ良かったっけ?」 


ホビー誌を見た友人の証言です。まぁ、わからんでもない。だって自分もストライクフリーダムのMG化が決定した時に、「こりゃ後からデスティニーとインパルス出しても尻すぼみじゃん」と思ったもの。だいたいみんなが持ってるインパルスの印象ってそんな感じです。それが何? このMGインパルスのカッコ良さは。
もともとSEEDの1/100スケールキットは、アニメの劇中作画にあるスマートなイメージをビークラフトの阿久津潤一氏が実にカッコよくアレンジを加えているので、どれも出来が良いのですが、ストフリからはSEEDメカ作監の重田智氏が監修に加わり、さらにカッコよさアップ。ストフリ→デスティニーと段階を得て、インパルスで極まるという設定とは逆の進化を辿ってます。
もともと正統派ヒーローガンダムとしてデザインされて、コアブロックシステム内蔵に合体機構と、オイシイ要素てんこ盛りなんだから、その記号を最大限に引き出せば、ここまで良くなるというのもある意味必然なのかもしらん。そしてそれを許容できる受け皿としての大河原デザインってやっぱ偉大だと思うですよ。

配色が複雑な胸部周りは色分け完璧。HGの時は塗装に苦労したからなぁ。


見所が多いので画像多めです。




泣きながら飛んでくる上半身だったチェストフライヤーが、各部を調整されてあんなカッコよく見える。シールドがライディングスキッドになるアレンジが見事すぎる。


あと、プレイバリューの向上としてフリーダム戦やヘブンズゲート攻略戦でのソードシルエット・ウェポンベイ戦法で使用したエクスカリバー付属。一本しか付かないのでかなり長めにアレンジ。連結できるようになっているので、もう一本分パーツ請求してアンビデクストラスフォームを再現したり、レジェンドに持たせたりするも良し。PS装甲であるフリーダムの腹をブチ抜くために、先端に取り付けて最大出力を再現するビームエフェクトパーツも付属。上の画像のやつです。





さらにキットオリジナルで、アストレイアウトフレームを思わせるマルチパックが付属。コアスプレンダーを外してから取り付ければ別キットのストライカーを装着可能。





とりあえずやってみたインパルス+I.W.S.P. ザフト製の機体が連合製のストライカーパックを装着するのは、ザフトガンダム12号機【テスタメント】という例もあるので、設定的な齟齬もないというナイス解釈。





可動も色分けも十二分だけど、それ以上に組んだら問答無用のカッコいいオーラが溢れている、とにかく「劇中のイメージ以上にカッコイイ」という良キットですので、カッコいいガンプラが欲しい人は即買いましょう。ボキャブラリー不足なんでカッコいいとしか表現できないや。