コードギアス 反逆のルルーシュR2 最終回感想と総括

【Re:】
フレイヤ発射スイッチであるダモクレスの鍵を持つナナリーと対峙。押し問答の末、ナナリーの覚悟を知ったルルーシュは万感の想いでギアスをかける。
最終決戦その1・ジェレミアvsアーニャはサザーランド・ジークが大破したと思ったら中からサザーランドが出てきて勝利。頭部だけじゃなかったのか・・・・・ジェレミアは最後の最後のまでおいしかったなぁー。最終決戦その2・スザクvsカレンは完全に互角でけっきょく相打ち(カレンが勝ったという事になったが) そしてダモクレスの鍵を手に入れたルルーシュの勝利宣言、世界征服完遂。
2ヵ月後、ブリタニアによって世界は武力で統一される中、捕虜になったナナリー、カレン等の公開処刑パレードにゼロ(スザク)が現れ、ルルーシュを剣で貫く。これらはすべて、【悪】によって世界が支配され、その【悪】を【正義】の象徴的記号であるゼロに倒させるという、ルルーシュの死を決した最後の仕掛けだった。重すぎる業を背負った者同士、これからの生涯をゼロとして生きるスザクに後を託して、自分の作った世界に満足しながらルルーシュ死亡。
その後、世界は変わって。カレンは母親と一緒に暮らして学生に戻る。ゼロ、ナナリー、シュナイゼルブリタニアに。扇はヴィレッタと結婚して日本国首相に。玉城はバー(居酒屋?)を開業。ジェレミアはアーニャとオレンジ農場を営む。そしてC.C.はどこへともなく旅を続ける。【了】




エピローグで見かけなかったキャラは、ジノは結婚式の写真には出てたけど、シンクーが居なかったのはやっぱ病死? シェンフーは出てたけど。
  玉城の中の人が。




ラストはまー、だいたい予想通りの終わり方というか。さすがに最後は捻ってこなかったです。主人公が死ぬという展開は、あんだけ業の深いことしてりゃ致し方ない。
いちおう、最後にC.C.が顔を向けて話しかけていたのは、折鶴ではなく、馬車の人物ではないか? という説を上げときます。Cの世界で皇帝からコードを受け継いで不死になっていたーとか、そんな感じで。



  顔が見えていないあたりが。
あ、そういやC.C.の本名が謎のままだったような・・・



▼総括
番組開始当初は、土6枠の移動、視聴率不振、動画流出、酷すぎる特番などが重なり、作品内容と関係ない部分でいろいろ言われて、先行き不安だったんだけど、2クールに入ってからは下らない中傷は減り、19話からは怒涛の急展開。まるで先の読めないストーリーに1%台の時もあった視聴率は最大4.0%まで持ち直し、大盛り上がりでラストまで突っ走れたかと。19話以降の展開が速すぎて、サブキャラまで面倒が見きれず多くの空気キャラを出してしまったけど、この作品はルルーシュルルーシュによるルルーシュが反逆する作品なので、別にマイナス要因にはならんでしょう。
BS2アニメギガで谷口監督がゲストで出演された際に、ヒットする要素を徹底リサーチして盛り込み、シリーズ構成、作画監督、メカデザイン、音楽など、担当者を複数人起用してアイデイアを出し合い、その中から取捨選択するという話をしてたけど、ロボットモノ、、戦争モノ、学園モノ、萌えとBL、お笑いまで、あれだけ複合的な要素を持ちながら、目立った破綻が見られなかったというのは凄すぎる。まさにプロの集団の仕事といえます。あと毎週、キャラ相関図が更新される公式ホームページもやり方が上手かった。
それよりなにより、全国放送で、毎回続きが気になって見終わった後にネタにして盛り上がれるというのは、都市と地方の近年地域格差がどんどんひどくなっていくアニメ業界において、本来アニメのあるべき姿だったと思うのですよ。とにかく前作と合わせて1年間楽しめました。来週からBS-iガンダム00の後枠で早くも再放送されるので未見の人や見逃した人はどうぞ。
という事で次週からはガンダム00 2ndシーズンにシフトします。