9月28日


マクロスΔ 最終回
いまさら和平交渉とな! 「徒に犠牲を増やしはしない」 え。今までどんだけ無関係の人間を巻き込んだのか把握してないんだろうか。このショタ王子はもう少し自分の意思のある頭の良い子だと思ってたんだが、あくまでも父親と同じく上から目線なんだな・・・。そんなわけで最終決戦開始。ハヤテは新型ジークリードに乗り代え。見た感じJ型にパーソナルマークが追加され、ストライプが黒く変わっただけみたい。2回しか出てないスーパーパック装備で出撃するが、大気圏突入で即パージ。あぁぁ・・・。
白騎士と決戦かと思ったら、変態メガネが本性を現してラスボス化。美雲さんの歌で敵味方関係なく洗脳し、意思を統一してひとつになるのだ的な事をのたまう。なんかこれ、似たような話をこないだ某ライダーで見たな・・・こういう「人の意思を統一すれば争いは起きないじゃんよ」って話も今じゃテンプレだよなぁ。以後しばらく戦闘シーンそっちのけで精神世界描写が続くが、勢いでハヤテがフレイアに告ってミラージュもハヤテに告ってフレイアがハヤテに告って歌パワーで洗脳解除。美雲も正気に戻り、メガネを倒すためウィンダミアと共闘。  あ  の  ボーグが唐突にデレてマキナとレイナを助ける。オメー!こないだまで生身の人間に向かってミサイルぶち込んでたじゃねーか! 前にレイナに課金した時に何か刷り込まれたな、ソシャゲこわい。
要塞突入して美雲救出するが、最後においしい所は白騎士に持って行かれる。ドラケンIIIそんなカッコイイ剣持ってたんか、キットには付属しないのに! いやここはハヤテにもなにか出番作ろうよ、要塞内で何もしてなかったよハヤテ・・・けっきょく最後まで手を汚さない主人公だったなぁ・・・。メガネと白騎士は共倒れになり、遺跡システムは停止、ウィンダミアの連中は爽やかな顔して母星に帰宅。
ラストはマクロスでは意外に珍しい、ちゃんとしたカップル成立のハヤテとフレイア。ここでフレイアがご都合展開で寿命が治ったり、逆に死んじゃったりして悲劇感を煽るような事はせず、寿命は進行したまま、あと何年生きられるか解らないがハヤテもそれ受け入れている。というラストは情感があって良かった。ラストシーンは良かった。


▼総括
それ以外はガバガバだったけどな! 「主人公とヒロインが幸せそうならそれでいいじゃない」な、セカイ系ENDでほだされる所だったが、ウィンダミアとの決着投げっぱなしだよ・・・奴らの所業がまるで清算されてない。ヘイトをメガネに集中させて誤魔化された感。レディMの正体もヒントが出されたくらいで不明だし。
振り返ってみると、1クールまでは色々あったけどまぁ普通に観れました。だが2クール目がいけなかった。ストーリー進行が急激に鈍り、話がまったく進まない。有り得ないレベルで戦闘シーンが描かれない。敵へのヘイトばかりどんどん上昇していくという。そもそも敵であるウィンダミアの設定が、大量破壊兵器を落とされた報復で洗脳音波兵器を使ってテロを誘発、無関係な民間人を大量に巻き込んでおきながら「自分達は偉いから従うべき」と征服宣言。自分たちの考え方が否定されると即キレる。会話の節々に風だの翼だの中二ポエムみたいなワードを盛り込んで来てとにかくウザい。戦闘では「敵が被害者で可哀想な立場」というのが前提としてあるので、味方側がバンバン撃ち落すというような行為ができないため、常に敵側にイニシアチブを取られる状況しか描けずカタルシスが足りない。積極的に戦闘を仕掛けるようなシチュも描けず、戦闘シーン自体が減ると。ウィンダミアサイドにかなり尺を使っていたので、それにも関わらず共感できかったあたり、もう設定自体が失敗だったと自分は思います。
ハヤテとフレイア、ミラージュの恋愛物語としては別に悪くなかったとは思うけど、これだけの話だったら1クールでもできたんじゃないかと。全体的の内容が薄く感じました。露骨な尺稼ぎ回を入れるくらいなら戦闘シーンもっと入れてくれ。特に■マクロスモデラーズという各社共同で立体物を盛り上げようという企画があるのに、作品が盛り上げようとしてないなんて、遣る瀬無さすぎる。
だがしかし、ライト層の受けは良いようで。■ニュータイプアニメアワードなんて、作品、監督、脚本で1位になりそうやで・・・。マクロスやロボアニメに執着の無い、政治とか戦争とか小難しい話は苦手という層には、このくらいが丁度いいのかもしれないです。ワルキューレは大人気で商業的にも成功ラインには乗ったと思うし、劇場版は作られるだろうし、今後もマクロスシリーズは続けられるでしょう。それ自体に文句はまったくないです。けれど個人的にモヤモヤは感じる、そんな作品でした。



スパロボマクロスΔが以下略

そんな感じの感想でしたが、参戦する分にはぜんぜんウェルカムですんで。
スパロボではFが長期に渡ってレギュラー作品になっていたりと、マクロスはお馴染みの存在であり、設定的に難しい部分もなく、がっつりバンダイグループ作品なので権利関係もクリア。製作タイミングが合えばいつ参戦してもおかしくないでしょう。



味方ユニット

▼VF-31 ジークフリード
スペックも武装マクロスFメサイアとだいたい同じ。ハヤテ機の必殺技は「インメルマンダンス」。中盤にメッサー機に乗り代え。終盤にJ型最終決戦仕様に乗り代え。最強武器はミラージュ機と合体攻撃。なのでミラージュは終始一貫してハヤテとツインユニット。
メッサーには救済展開なし、中盤で退場するので削り役にさせよう! 劇中ではほとんど出番のなかったアラド隊長とチャックもスパロボなら活躍できるぞ!


▼ドラケンIII
キース機が原作最終シナリオで仲間になり、武器にドラケンソードが追加。劇中での関係からして仲間になれるような間柄ではないんだけど、ゲーム終盤でこのまま最終決戦に雪崩れ込むので、何となく最後まで自軍に居る。でも敵側グラフィックなのでガンポッドは左腕に持ってる。


マクロスエリシオン
スペックはマクロス・クォーターとだいたい同じ。マクロスキャノンあり、マクロスアタックあり、MAP兵器あり。

ワルキューレの扱い

本作はほぼワルキューレのためにある作品といっても過言ではないので、ゲーム上でもワルキューレを全面に出すべきだと思います。
というわけで5人ともマクロスエリシオンのサブパイロットにする。精神コマンドと戦術指揮/応援が可能。「歌」コマンドで気力やパラメータを上げたりと支援。戦闘アニメでは掛け合い会話や、曲によってカットイン、衣装チェンジなどのアニメーションが入り、マクロスが攻撃受けたらステージ上のワルキューレ達がリアクションする。あとボーグはマクロスがMAP上にいると他のユニット無視して突撃してくる。

クロスオーバー

一番相性がいいのはもちろんF。まぁΔが参戦する頃にはFも久々な感じになってるんじゃないですかね。あと遺跡とヒロインの設定からして30とも合いそう。



設定や機体スペックやらFと互換性があるので、すんなりゲームに落とし込めると思います。
参戦時期としては、スパロボVの発売から2年以上くらいだから2019〜2020年あたり・・・同期のガンダムオルフェンズと一緒に参戦すれば話題性は十分にあり。参戦する頃には自分の中のモヤモヤも風化しているだろうし。