コトブキヤ 1/100ビルトビルガー レビュー



■インスト画像はホビーサーチにあります。


重装型、高機動型、ビルトファルケンとセット、赤いL型と、OGメカでもやたら商品化に恵まれているビルトビルガーの決定版。以前にガレージキットでこれの4倍くらいの値段のが出たこともあったっけ。
最大の売りはジャケットアーマーの着脱ギミックで差し替え無しで再現可能。
ただ、ジャケットアーマーの一部はかなり薄いパーツなので破損の危険性大。ただでさコトブキヤのプラってバンダイのより硬くて弾力がないので、いつポッキリいくのかと心配です。
色分けは「よくぞここまで」というくらい、ビルガーの複雑な配色を徹底再現。でも細か過ぎるパーツ割りが災いして、可動させるとパーツがボロボロ外れる部分があります。これは関節が固すぎるんだなぁ・・・プラのスナップフィットが可動の負荷に負けてるというか。特に重装型は可動させるとジャケットアーマーのあっちこっちが干渉してあんまりポーズ付けられません。もともと可動範囲は広いので高機動型では問題ないです。
プロポーションに関しては両形態とも破綻がまったく見られないのは、さすがコトブキヤ。特に高機動型は1/144がSRG-Sでもトップクラスの完成度(あんまり売れなかったが)だったけど、1/100でも抜群にカッコイイ。
1/100で可動と色分けとギミックの全てを立てるという、かなり高いハードルであるのは分かるんだけど、この辺のギリギリのクリアランス調整はバンダイの方が1日の長がある感じ。まぁ、かなり頑張っているとは思いますよ。可動に関しては軸を削るなり接着するなり自分で調整すればいいわけだし。値段はライデンと同じ7800円だけど、プレイバリューはこっちの方に分があるかと。
↓以下画像





▼重装型正面。ジャケット・アーマーはマリオン博士のゴリ押しで装備が決まったらしい。で1/100でパーツ数も多いのけっこう重い、まさに重装。





▼バストアップ。肩の黄色いラインまで色分け。頬ダクトのグレーが塗装済みパーツ。なにもそこまでせんでも・・・。
胴体の中身が電池ボックスになっていてメインカメラは発光するけど、ほとんどやる機会もないだろうから電池買ってません。額のジャケットアーマーは着脱できるけど、ほとんど“置いているだけ”といってもいいのですぐポロリ。両面テープでも貼っておいた方がいいかと。
あと、肩の白いパーツがポロポロ外れるので接着した方が無難。さらに折れる危険性もあるので重装型は無茶なポーズはできないです。





▼額パーツは設定だと再現不可能なくらい薄いので、形状重視の差し替えパーツも付属。こっちの方が見栄えはいい。ちなみに設定だとゴーグルの下にツインアイがあるそうな。





▼背面。テスラ・ドライブは設定だと細かく分割されるけど、さすがにそれは無理なので、上下に割れて中身を収納。





▼ビルガーの代表武器、スタッグビートル・クラッシャー。マリオン博士による杭撃ち機、イカリ、鉄球に続くおおざっぱ武器シリーズのひとつでもある。
この大バサミを初めて見たアラド曹長「出たとこ勝負の機体じゃねえか!」と叫んだという。





「こいつで潰す!」





「スタッグビートル・クラッシャー!!」
本来は相手の関節部分を潰したり切断するための武器らしいけど、アラドは敵ごと挟んで圧壊している。
射程1であんまり使い勝手はよくないんだけど、ジーグブリーカーばりのイカすカットイン見たさに積極的に使ってしまう。





▼PTお約束の左腕固定武装、3連ガトリングガン。コールドメタルソードのホルダーも兼ねる。





▼近接格闘用の実体剣、コールドメタルソード。ビルガーの武装の中ではあんまり使い所がなかったため、OGs以降は必殺技でも使用される。
1/144ではただ差し込むだたけだったのが、設定通りに固定されてホルダーが展開するギミックあり。保持は可動手首で行うので、ほとんど保持できないです。





▼M90アサルトマシンガン。近接格闘用のビルガーに合わせショートバレルになっている。グレネードの黄色い部分まで色分け。





▼ウェポンセレクトでは無改造でも使い勝手がいいけど、数が少ないのでビルガーが装備する事はあんまりなかったりする。





▼おまけで最強の隠し武器、ブーストハンマーが付属。鎖は金属製。もともとマリオン博士がアラドのために設えたものなので、ビルガーに付属するのも納得。





「まさにオレ向きの武器!」
でもこれを装備するとユニットの個性が死ぬ(笑)ので自分は封印してます。





「ビルガーの本当の姿を見せてやる!」





「ジャケットアーマー・パージ!」






「ウィング展開! ドライブ全開!!」





「百舌の一刺し、受けてみやがれ!!」
ジャケット・アーマーを強制排出してブレイク・フィールドを展開し突撃するビルガー必殺技、ビクティム・ビーク。








▼ということでジャケット・アーマーを廃した高機動型。もともとは任務に応じて出撃前に選択するものであり、戦闘中でのパージは推奨されていないらしいので、ビクティム・ビークはアラドならではの吶喊戦法みたいなもの。







▼ジャケット・アーマーを外した事で可動範囲が大幅に向上。でも必殺技形態みたいなもんだから、これといったポーズがないんだよねえ。





▼ジャケットアーマー一式。すべて差し替え無しで着脱可能。





▼1/144と比較。コトブキヤでは3番目のキットだったけど、当時でも無茶な機体選んだなぁと思ったものです。



これで1/100ではヒュッケバインMk-II、アルトアイゼン、R-1に続く4機目。人気もあってそれなりにギミックもある機体というと他に何があるだろ・・・それともヴァリスリッターやビルトファルケンなどの相方になるのかはたして。