SIC極魂 オートバジン/仮面ライダーファイズ アクセルフォーム レビュー


オートバジンは『仮面ライダー555』の主役ライダー・ファイズが登場する可変バリアブルビーグル。最大の特徴はバトルモードに変形可能な点。バジンとは「馬人」の意味で、馬でもあり人でもあると。仮面ライダーメカ史上でもこんなにロボロボしたロボというのも珍しいと言えます。
まぁ『仮面ライダー』なので、あまりロボを前面に出すというのはマズイという事になったのか、劇中ではこれといった活躍機会もなく、ただでさえ劇中でガジェットをあまり活用しない井上脚本なので中盤以降は登場回数もめっきり減ってしまい、その存在を忘れかけてたくらいだったんだけど、最終回でピンチのファイズファイズブラスターを届けに来て、アークオルフェノクの攻撃で爆散した最期は涙を誘いました。放送当時には可動フィギュアのファイズとセットで変形できるやつが出てたけど、これが完全変形で、出来が良かったんだよなー。


アクセルフォームはファイズの中盤パワーアップ形態。腕時計型のファイズアクセルによってフォームチェンジし、10秒間だけ全ての動作が通常の1000倍の速度で行動可能。本家SICでは東映ヒーローネットの通販限定商品でしたが、極魂では一般販売。基本的にはノーマルファイズのバリエなので■以前のレビューを参照してください。




↓以下、画像とコメント









▼バトルモード正面。本家SICではアレンジしすぎなデザインになってしまってたけど、極魂では設定準拠で今風な方向でアレンジ。腕部の構造が大きく変化。








▼すごいカッコイイので正面画像追加。








▼▼頭部はクリアパーツで中身が透けて見える構造。設定ではもっと無機質でヌボーっとした顔だったけど、シャープで男前に。







▼背面。バイク変形ロボは課題として「タイヤをどこに置くか」という問題があるんだけど、オートバジンの場合は、前輪はシールド、後輪は背中に配置。







▼可動は、フトモモがロール機構あり、足首も可動するのでかなり開脚できる上に接地性も高いという。旧玩具では股関節もヒジも可動しなかったからなぁ。







▼前輪であるバスターホイール。ガントリングガン内蔵でシールドとして使用可能。でもオルフェノク相手には弾幕張るくらいしか効果がなかった。設定ではタイヤに付いてるアーム部分が腕になるけど、極魂ではアームごと外すというアレンジ。
自分の買ったやつ、裏側にガトリングガン銃口モールドがあるんですけど・・・取り付けミス?







▼バイクなのに飛行可能。上空からファイズを支援することが多かった。ていうかこれ、凄い技術なんじゃなかろうか・・・・







▼グリップ部であるファイズエッジを自分でも使用可能・・・だったと思う。商品自体には付属しないのでファイズかアクセルフォームのを持たせます。






▼二刀流・・・・ここまで来るともうライダーのメカじゃないな・・・







ファイズと揃い踏み。







▼たっくんのオートバジンへの扱いは「勝手に変形するな」と邪険に扱われる事が多かった。







▼変形ギミック。まず頭部、左肩アーマー、バスターホイール、手首を外す。





▼フトモモを胴体に収納して、足首を折り畳む。





▼後輪を移動して、腕を背部に折り畳む。





▼最初に外した頭部、左肩アーマー、バスターホイールを組み付ける。










▼それを取り付けてビーグルモード変形完了。










▼そしてファイズをライディング。このサイズでも前輪がスイングする細かさが凄い。






▼ここからアクセルフォーム。








▼通常形態から胸部が展開し、肩に移動。頭部の複眼が黄色から赤色に変化。全体を流れる赤い線(フォトンストリーム)が銀色に変化。







▼形状的な差異は、展開した胸部とファイズアクセルが付いた右腕。







▼武器はファイズエッジ付属。







ファイズショットの代わりにファイズギアボックスが付属。といっても2パーツ分割しかできないし、取っ手も持てないです。これはサイズ的にしょうがないか・・・・









▼アクションポーズ。
クリムゾン・スマッシュなどノーマルファイズの技もそのまま使用。高速移動が最大の武器なので、吹っ飛ばした相手の先回りをして攻撃を加えたりとか。







▼ノーマルと比較。カラーリング変更と肩アーマーによるシルエットの変化でかなり違った印象になっています。





オートバジンは絶妙なアレンジによってロボ形態もバイク形態も形状にまったく破綻がない、ロボ形態でも可動がしっかりしているし、変形もガタつかない。
それよりなにより、555を知らない人が見ても一目で分かる問答無用のかっこよさ。なんというクオリティ! これが定価2100円なんだぜ・・・・? バンダイは元取れてるのかなと余計な心配してしまいます。そりゃ入荷と同時にプレ値も付くわ・・・・・サイドバッシャーや他のライダービーグルの商品化も激しく希望。


アクセルフォームは、本編よりもディケイドのカブト世界で、ザビーのクロックアップの対抗手段としてカメンライドした時の印象が強いんですけど。「この局面ではアレしかないよな」と視聴者が思った事を見事にやってのけた演出と脚本には燃えたもんです。これも現在プレ値が付いてるのはディケイド効果なのは間違いないだろうなー。


S.I.C.極魂 仮面ライダーファイズ SB-555V オートバジン

S.I.C.極魂 仮面ライダーファイズ SB-555V オートバジン

SIC極魂 仮面ライダーファイズアクセルフォーム

SIC極魂 仮面ライダーファイズアクセルフォーム