HGUCバイアラン・カスタム レビュー


ティターンズが開発した大気圏飛行MS・バイアランの残存機をカスタマイズした機動試験評価機。バイアランの欠点であった飛行可能時間を短さをスラスターの強化とプロペラントの増設で補い、武装はクローアームを追加、メガ粒子砲とビームサーベルを一体化し強化。最新技術は使われておらず、既存技術の転用のみで開発されており、ティターンズ系MSの技術が多数盛り込まれている事から「ティターンズMSの合成獣(キメラ)」と呼ばれる。2機が改修され、1号機は『ガンダムUC』本編に登場。2号機はさらにギャプランのパーツが組み込まれた完全版になる予定だった模様。
ガンダムUC第4巻にて、トリントン基地を襲撃しヒャッハーと暴れるジオン残党の前に突如出現した飛行MSが調子こいてたジオンMSを次々と屠っていく場面は、それまでミリタリー色が強かったシーンが一騎当千の無双モードになるという切り替わりと、その機体がガンダム系ではなく、地球連邦製MSの中でも抜きん出て異形MSであるバイアランというサプライズなど、4巻のおいしい部分を全部持ってった機体であるといえます。
↓以下画像コメント。スミ入れしてます。










▼正面。基本的な部分はバイアランと共通としつつ、肩と腕の追加パーツでシルエットが変化。







▼背面スラスター部にプロペラントタンク直結の増加ブースターが追加。
カカトのクローはバウンド・ドッグと同形。







▼頭部はメインカメラ部が連邦軍からの要請でモノアイからバイザーに変更。劇中では顔アップのカットでは内部にツインアイもあり。
バイザー部と額の部分はクリアパーツ。








バイアランのステータスといえる飛行ポーズ。背部ブースターの基部ハッチは可動。









▼両腕に追加されたクローアーム。ガブスレイの脚部パーツを流用したという設定。







▼クローアームが追加されたため、本来の腕部はマニュピレーターが廃止され、メガ粒子砲のバレルのみとなり簡略化。








▼出力調整でビームサーベルとしても使用可能。
機体サイズが大きいのでビーム刃は1/100サイズが付属します。







連邦軍の標準サイズのMSと比べても二周りほど大型。







▼ジムとかネモを相手にしてたら、いきなりこんな規格外の機体が飛行しながら出現すれば、そりゃジオンの人たちもパニックになろう。







ROBOT魂と比較。解釈による若干の形状の違いこそあれ、スケールも同じ。
ロボ魂の方が全塗装で、パーツ構成も細かく、可動部も若干多いです。








▼無印バイアランとの共通部。腕部と足首以外はほぼ同じ。出すこと自体はそんなに難しくないだろうけど、実際発売するとなると、どうなんだろうなー。





ソフトリリースから1年ほど間は開いたけど、よくぞ出してくれたという感じ。可動はそれなりですが、手持ち武器もないし、派手なポーズをとる必要もないためこれで充分。
これが出るの判ってたらロボ魂は・・・いやそれは言うまい。

HGUC 1/144 RX-160S バイアラン・カスタム (機動戦士ガンダムUC)

HGUC 1/144 RX-160S バイアラン・カスタム (機動戦士ガンダムUC)