コトブキヤ KG-6 スレイプニール レビュー


アルドノア・ゼロ』主人公機。地球連合軍の量産型カタクラフト。現行主力機である「KG-7 アレイオン」の全世代機にあたり、既に旧式化しており高等学校での訓練機として使用されている。ヴァース帝国との侵略戦争で火星カタクラフト「ニロケラス」に対抗するため、主人公・界塚伊奈帆が訓練所にあった機体3機を持ち出し、ニロケラスを撃破。その後連合軍と合流、軍属になって以後も扱い慣れているのと、「火星カタクラフトの前では装甲が厚くても役に立たない、少しでも軽量の方がいい」という理由で本機を使い続けた。グレーのアレイオンの中で本機の機体色は目立ち、伊奈帆の活躍とも相まってヴァース帝国の一部では「オレンジ色の機体」として認識されている。
「リアルロボットvsスーパーロボット」がコンセプトだった本作は、一騎当千の侵略スーパーロボット相手に、異常に頭の切れる主人公が顔色一つ変えずに量産型リアルロボで知恵と工夫で勝つ。という内容が痛快でした。終盤、ストーリーの畳み方がちと性急過ぎた感はありましたが、近年のロボアニメの中ではスタッフの志の高さを感じる「いい線いってた」作品だと思います。終了後ぱったり展開が途絶えたけど、なんか続編企画とかないんすかね、逆襲のスレインとか。


以下レビュー。スミ入れ、部分塗装、デカール貼り、ツヤ消ししてます。








▼正面、背面。脚部に装備された展開式の大型安定翼が他のリアルロボにない個性。









▼安定翼を展開。劇中ではもっぱらこの状態だった。





▼安定翼は差し替えなしで変形。劇中ではパタパタ動いてたけど、一回見ただけではどこがどう変形するのか分からないくらい複雑な変形します。






▼バストアップ。機体番号は1期では「02」 2期では小隊長機の「00」 てことで2期仕様にしてます。





▼メイン武器である75mmマシンガン。カートリッジ交換で様々な銃弾を使用可能。地上での戦闘ではほぼこれを使用。





▼オプションで取り付けるグレネードランチャー







▼射撃ポーズ。火星カタクラフトは攻撃力は絶大だが装甲は普通のようで、当たりさえすれば通常兵器でも撃破可能。





▼下半身周りの可動範囲は広いので、立膝も違和感なく可能。






▼75mmハンドガン。ディオスクリア戦で使用し、関節部を狙って相手を行動不能にしていた。グレート合体スーパーロボットを拳銃で倒すのが伊奈帆無双。





▼格闘用ナイフ。ニロケラス戦で使用、バリアに覆われていない装甲部をこれで剥ぎ取り。内部を攻撃し撃破。友達の分だ。







▼脚部には推進器が装備されており、安定翼を展開する事で短時間ながら滑空やホバー移動が可能。
コンパクトなアレイオンのものと比べると、スレイプニールは旧式なので少々大型。





▼スケールはノンスケールですが、サイズはガンプラ1/100とほぼ同じです。





形状的には問題なし。色分けはほぼ再現されおり、可動はポーズを付けるには十分。
スレイプニールは各部のボロボロの白いラインが特徴なので、デカールは貼りたい所です。
あとは、パーツ構成が腕や脚が真ん中割りなので、合わせ目がけっこうあります。ここら辺もっと合わせ目の出ないパーツ構成をやってくれたら、コトブキヤキットもほとんどMGと遜色なくなると思うんですがね。まぁその分「パーツが増える=値段が上がる」なので悩ましい所でもあるけれど。
アルドノアのキット展開は、アレイオンくらいは出せそうだけど、宇宙用装備やタルシスなどは、もうサイズがこれの一回りくらいデカいので、無理かなぁ・・・