HG ガンダムキマリスヴィダール レビュー




ガエリオが生存を公表した事で、ガンダムヴィダールも偽装を解き本来のキマリスに戻った姿。
最新技術による改修ではなく、厄祭戦時代から存在した空間戦闘特化型(トルーパーは陸戦特化)。ヴィダールの頃からコクピットに「阿頼耶識typeEシステム」を搭載。アインの脳とシステムが移植されており、パイロットが施術を行う事なく阿頼耶識の使用が可能。
開始当初は三日月に対し「キモッ」みたいな態度を取っていたガエリオ君。その後は波瀾万丈の人生を辿り、仮面を被るわガンダム4機種も乗るわ、復讐鬼となる事もなく平静を保ったまま、今や平和を乱すマクギリスを討伐すべく戦う正義のヒーローです。・・・まぁ主人公側なのはそのマッキーの協力団体で巻き添えを喰いボコボコにされ瀕死状態の鉄華団なんだけどな! 三日月がスタートから終始一貫してブレず変化がほぼ無いという異色の主人公であるのに対し、ガエリオは成長を描く視聴者が共感しやすいキャラ。そういう人物が敵陣営に居り、状況がこじれにこじれ、和解や共闘など(たぶん)有り得ないなのが何とも皮肉であります。
↓以下レビュー。部分塗装とツヤ消ししてます。






▼正面。鉄血MSとしては珍しく、腹部に装甲があります。
脚部のみ黒いという配色が、タイツみたいになってるけど何か意図があるんですかね。平手はオプションセット07付属のを使用。





▼背面。シールドはサブアームで自在に動く構造。ボードウィン家のエンブレムがでかでかと付いているあたり、ガエリオ復活をアピール。






▼バストアップ。頭部の黄色いラインまで色分けされているのが脅威の一言。







▼武器装備。得物が巨大な上に、シールド展開すると横幅が凄いことに。







▼ドリルランス。突進力を高めるため先端が回転。
本体には機関砲2門とダインスレイブ発射口2門。






▼劇中最強の武器といえる、悪名高い禁止兵器・ダインスレイブが使用可能。
シールド内部に弾頭と動力ユニットが内蔵されており、シールド本体がスライドし、ドリルランスと接続する事で発射。





▼腰サイドアーマーにマウントされている刀。主にバエルとチャンバラする時に使用。





▼ヒジに内蔵されているドリルニー。
回転式パイルバンカーだそうだけど、どう見てもピンバイス。このような螺旋状のパーツを一発成形できるのが凄い。





▼キマリスフレームの変換。
キマリスという同一個体を、機体カラー、各部モールドを共通点とし「騎士」「トサカ」というアイコンで描き分けるという、やはり刑部氏の引き出しの多彩さは凄いです。





ヴィダール以外は成形色がほぼ同じなので、各パーツを組み換えても違和感がないです。
無印の肩、トルーパーの脚。キマリスブースターを付けたら、なんかラスボスっぽくなった。





▼バルバトスルプレクスと並べてみる。お互い当初と比べるとゴツくなったもんです。






とにかく驚異的な色分け。イエローの部分は、腰アーマー以外はすべて再現。多彩でゴツイ武装の数々も含めてボリュームもあり、1400円でよくぞここまでできたもんだと。
番組も終盤に差し掛かり、キットの出来もここに極まれりという感じです。