HGBD ガンダムダブルオーダイバー レビュー
ガンダムビルドダイバーズ主役機。ミカミ・リクがダブルオーガンダムを改造したガンプラ。改造部は全てリクが所有しているガンプラのミキシングだけで構成されており、初めて改造したリクの工作センスの片鱗を感じさせるものとなっている。
HGダブルオーは10年も前のキットですが、初めてポリパーツ「PC-001」が導入されたガンプラであります。それ以前のポリパーツは大半のキットがボールジョイント可動でしたが、PC-001の導入により軸可動に変化。これにより股関節のフトモモ回転可動が標準になり、他のポリパーツも全体的に小型化され、「外観に影響を与えない可動部の内蔵」が可能になりました。そういった意味でもHGダブルオーはガンプラの歴史に残る傑作キットのひとつ、と言っても過言ではないと思われます。
以下レビュー。部分塗装して、メラニンスポンジでツヤ消し。
▼正面。青い部分が全て新規パーツになっており、腕、フトモモ、足、関節部がダブルオーと共通。
拳パーツは付属しないので、オルフェンズのオプションセット06から流用。MSハンドや次元ビルドナックルは手甲パーツと互換性が無いけど、オプションセット06はL字型の差し込み型の手甲パーツなら無加工で交換できるので、もっともお手軽な拳パーツです。モールドがガンダムフレームだけど、そこは気にしない。
▼背面。
バックパックの丸いバーニアは、劇中でリクがミキシングした際にガンタンクのパーツがあったので、腕のボップミサイルなのでは? という説があり。
▼GNソードIIはそのまま。HGダブルオーではクリアパーツは無色透明でしたが、ダイバーではクリアグリーン成形。
リクは調整を加えており、射撃する際に刀身は回転せず、剣として使用する場合もグリップ部がライフルモードのまま。つまり変形せずに使用している。
▼2話の段階では1本しか装備してないけど、初心者だからなのか、二刀流にはスキルが必要なのか、どっちだろう。
▼ビーム刃パーツは付属しないので、HGダブルオーライザー+GNソードIII(もしくはHGトランザムライザー)のを取り付け。
▼手首は新規パーツで右平手が付属。他にも他キットの武器が持てるよう、カスタマイズ用の手首が付属します。
▼ガンダムダブルオーダイバーセブンソード/G
とうぜん無加工で付けられるし、まったく違和感ないですな。
オーライザーは胴体の構造が素ダブルオーと異なるので、無加工では付けらないです。
▼素ダブルオーと並べてみる。
ダブルオーとあんまり変わらないと有難味が無いし、あまりに違い過ぎると改造機である意味がない。主人公メカだから配色を奇抜にできないし、足し算引き算の匙加減が難しいですが、そこは絶妙にダブルオーでありながら改造機である事もわかるデザインになっていると思います。
▼
新規パーツの分、素ダブルオーのパーツが余るので、値段的には実質1200〜1300円。これで1000円は破格の安さといえます。
HGダブルオーは今の眼で見ても十分に出来が良いと言っても、ガンプラも10年間の研鑽というものがあるので、パーツ精度や割り方などは10年前という感じがします。そこの「ちょっと古く感じる」部分を新規パーツが上手く補っており、最新ガンプラと比較しても見劣りしない出来になっています。
個人的にダブルオーは、無印、トランザムライザー、+GNソードIII、セブンソード/Gと、4個買ってますけど、新鮮な気分で組めました。
HGBD ガンダムビルドダイバーズ ガンダムダブルオーダイバー 1/144スケール 色分け済みプラモデル
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