HG ガンダムキマリストルーパー レビュー


ガンダム・キマリスの地上戦仕様。装甲と武装が全て重力下に対応したものに換装され、最大の特徴は四つ脚形態に変形し、ホバー移動により宇宙空間と変わらぬ機動性を発揮。
バルバトスが拾い物や貰い物で見繕ってるのに対し、キマリスは外装全換装。やはり金持ちはやる事が違う。設定でもナノラミネート塗料で最も安価なのが白、最も高価なのが紫系なんだそうな。
ガエリオは開始当初はライバルの横にいる噛ませポジションかと思いきや、そのライバルっぽい人が黒幕になり、ガエリオが因縁深いライバル役に。乗機が3回もパワーアップするので、今思えばそういう役回りなのは解るけど。オルフェンズは主人公が要所要所で倫理感に揺さぶりをかけて来る分、普通に悩んだり憤ったり嘆いたりするガエリオの「まとも」なリアクションは視聴者的に共感しやすく、今や敵も味方も誰が死んでもおかしくない現状、最も死んでほしくないキャラになった感があります。
↓以下レビュー。スミ入れ、部分塗装とツヤ消し。






▼正面。局面主体だった換装前と比べると鋭角的。





▼背面。巨大なリアスカートがホバーユニット。






▼バストアップ。頭部も全換装してるけど、キマリスではあるのは解る。
1/100かRGかってくらいハードディテールが施されています。頭部の白い部分まで色分けされてるのが凄い。







▼デストロイヤー・ランスとキマリスシールドを装備。
通常の手首の他に、親指が立っている武器持ち手が付属します。






▼グングニールよりもさらに巨大なデストロイヤーランス。またえらい物騒な名前になったな・・・
140mm機銃と姿勢制御用スラスター内蔵。先端が尖っていないので、刺突ではなく打突。ランスという名の鈍器。






▼キマリスシールドに収納されているキマリスサーベル。
これも先端が尖ってないので、剣というより、しばき棒。





▼腰サイドアーマーからサブアームが展開。ランスの保持など、武装の補助的な使用が可能。





▼主な機動はホバーなので、浮遊状態再現用のクリアスタンドが付属。






▼脚部が展開したトルーパー形態。







ケンタウロス形態なのにホバーなのは、四足歩行は描くの大変だからだよ!






▼ホバーによる高速移動で突撃し、スラスター内蔵のランス(鈍器)で突きを見舞うのが基本戦法。





▼サブアームで保持できるので、突き出したポーズで腕が垂れ下がる事はないです。







▼キマリスブースターも問題なく取り付け可能。





▼無印キマリスと並べてみる。外装パーツで同じ部位は一切なし。





▼親指の立った持ち手はこちらに付けるのも可。塗装して他のガンダムフレームに流用するのもいいかと。





▼バルバトス第6形態とブンドド。
己を庇って部下は変わり果てた姿にされ、幼馴染は殺され、復讐するに足る理由は十分にある中、ガエリオはどのような行動に出るのやら。




無印キマリスからはフレームのみ流用で外装は完全新規。放送中最後発キットだけあって完成度は非常に良好。
トルーパー形態は、ようは正座なんだけど、シルエットはちゃんと変化しているし、変形ギミックが本体の可動範囲にまったく干渉していないのがポイント高いです。
色分けも塗装部はごくわずかで非常に制作は楽でした。専用持ち手が付属したりと気配りもあり、オルフェンズ屈指の良作キットであります。