METAL BUILD ガンダムアストレアTYPE-F レビュー
ガンダム00本編より15年前に開発されたガンダムエクシアのプロトタイプ。近接戦闘に特化しているエクシアと比べ、ミッションに適した武装を選択するオーソドックスな機体。開発当初はホワイトとブルーを基調としたカラーリングだったが、15年後の本編では、ソレスタルビーイングの外部組織であるフェレシュテが所有し機体カラーが赤に塗装。名称もTYPE-Fと改められ、ガンダムである事を隠すセンサーマスクが装備されている。ガンダムマイスターは元テロリストであるフォン・スパーク。ソレスタルビーングによる武力介入の支援を主目的とし、後にエクシアの余剰パーツを組み込まれTYPE-F2に改修される。フォンがフェレシュテを出奔した際に乗り捨てられ、以降は予備マイスターであるエコ・カローレが搭乗している。
00セカンドシーズンの時代では、イノベイドがアストレアを複製し、黒いカラーリングのTYPE-Bを開発。フォンがそれを強奪し、赤いカラーに塗り替え己の乗機とし、フルウェポン装備やアヴァランチダッシュ装備などでイノベイドに敵対行動をとっている。ELS襲来時にはシールドを複数装備した状態で参戦。わざと機体にELSの浸食を受け、本人は再生治療で復活という強引な手段でELS標本の採取に成功している。
アストレアはもともと雑誌の付録キットをランナー１枚分でHGエクシアを別機体するという前提としてデザインされた機体であります。その後、1/100スケールで武装も付属状態でキット化。さらにHGでも付録キットとは別の新規金型で一般販売され、RGエクシア発売時にはプレバンでRG化もされています。エクシアからそれほど多くのパーツを用いずバリエ展開できるため商品化の機会が多い点と、パイロットであるフォンの、天才とナントカは紙一重のエキセントリックなキャラと相まって、単なるエクシアのバリエに留まらない個性を獲得している機体だといえます。
以下画像。
▼正面。
▼頭部はガンダムである事を隠すためのセンサーマスクを装備。
マスクは着脱式ではなく、頭部が２種類付属。
▼背面。GNドライヴには、中心部がせり出して、スラスターが展開するギミックあり。
▼もっともオーソドックスは装備である、GNビームライフルとGNシールド装備。
ソレスタルビーイングのガンダムは、各分野に特化した仕様になっているため、オーソドックスな機体の方が珍しい。
▼格闘兵装・プロトGNソード。エクシアのような銃火器は非搭載。
左右用に２本付属。
▼展開当時のキットではコネクターが埋まって不可能だった、シールドと各武器の同時装備が可能。ソードライフルシールドの３段重ねもできます。
▼肩のクラビカルアンテナを取り外して装着する、GNランチャー。
２丁付属するのでダブルランチャーも可能。
▼後部が展開して、コネクターを隠す事ができるので、違和感なく手持ちも可能。
▼GNビーサムサーベル、GNビームダガー。それぞれビーム刃が２本付属。
▼HGでキット化された際に付属されたGN武器セット。
▼デュナメスの装備であるGNビームピストル×２。ホルスターに収納可能。
▼キュリオスが使用していたGNハンドミサイル。グリップが展開し、ハッチが開閉。
▼アロウズの武装でジンクスIIIやアヘッドが使用していたNGNバズーカ。
▼HG化で新たに設定された、GNハンマー。
▼メタルビルドの新設定。GNシールドに展開機構が追加され、オーライザーのバインダーのような形状に。
４枚付属し、すべて展開します。
▼GNドライブ側面と、腰リアアーマーにジョイントパーツが増設。
シールドを取り付ける事でシルエットが大幅に変化。
▼２枚連結するジョインパーツも付属。中折れと回転軸を内蔵。
▼ジョイントパーツが非常にフレキシブルに可動するので、可動式バインダーのような使い方ができます。
特に決まった設定はないので、アイディア次第でいろんなオレアストレアが作れます。
▼全てのジョイント部を埋めて、できるだけ装備させてみる。フル装備は浪漫。
▼付属全武装。
▼ガンダムエクシアと比較。８割は同じですが、カラーリングと武装、パイロットのキャラクターも相まって、ほぼ別機体のような個性を発揮しています。
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基本的な構造はエクシアそのままですが、これに関しては付属物が本体といっても過言ではなく、過剰すぎる武装の数々はグレーとダークグレー細かく塗り分けられオマケ感は全くなく、シールドバインダーのギミックのアイディアが素晴らしい。これ付けただけでシルエットがまったく変わり、別機体といっていいものになります。アイディア次第でいくらでも遊べる。凄まじいプレイバリューの高さ。
これがさらに後日発売の■METAL BUILD ガンダムアストレアTYPE-F用“アヴァラングダッシュ”OPセットを加えれば、さらに拡張性が広まるのだから恐ろしい・・・無限に遊べるんじゃなかろうか・・・
